JR九州が昭和63年頃から、デザイナー水戸岡悦治氏を招いて行ったイメージアップ作戦は、在来車への塗装変更にまで及んだ。復活した蒸気機関車ハチロクの変更には閉口したが、この赤ボンネットの登場には度肝を抜かれた。以後いくつかの塗装変更車がボンネットには現れたが、撮りたいと強く思ったのはこの列車だけであった。何せ運用など調べないで行くから、あたりをつけてポイントで待つしかなかった。真夏の暑く光線の悪いときで、ヘッドライトも弱々しい赤ボンがけだるそうにやってきたのを覚えている。