紀勢本線は山陰本線とともに旧型客車が最後まで活躍したところであった。荷物車に50系が組み込まれていたものの、EF58も健在であったので、楽しい路線であった。
穏やかな天候のもと、その姿を川面に写して鈍行がゆく。1両の茶色の客車がワンポイントとなって良い感じだった。すでに紀勢本線に客車列車はなく、あの疲れはしたが、旧客の心地よい揺れが、時折とても懐かしく感じられる今日この頃である。
(2003年記)