山の写真集 (2010年冬 特集 )

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 春の新緑、秋の紅葉、夏山を主としてトレッキングをした記録写真を紹介していますが、今回も番外の冬です。

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 冬の浅間山外輪山の最高峰・黒斑山のアイゼン登山の写真です。


黒斑山の冬季登山  撮影 : 2010/3/11

妙義山の山並
(バスの車窓から)

車坂峠への車道
(バスの車窓から)

車坂峠の霧氷が見えてきた
(バスの車窓から)

黒斑山(くろふやま)(2404m) のアイゼン登山の日帰りバスツアーに参加してきました。新宿を7.15発、中央自動車道・佐久ICで下りて標高1973mの車坂峠に10.30分到着しました、途中浅間山は雲の中で里からは見えません。 車坂峠への車道も雪道でした、途中の霧氷も綺麗で期待が膨らみます。

車坂峠の登山口をスタート

黒斑へ向けて樹林帯を登る 

霧氷が見事

黒斑山の冬季ツアーには、スノーシューツアーとアイゼン登山があり、今回は雪の固まる頃の3月のアイゼン登山を選びました。
ところが、3月9-10日にかけて全国的に低気圧の風雪が襲い大雪をもたらし、その翌日の登山となりました。
今年の冬は、初めは寒波が強く大雪に見舞われましたが、その後は寒くなったり温かくなったりで不順な天気が多めでした、平均的には暖冬傾向のようで、山の積雪量は例年並みか少なめのようでしたが、今回はたっぷりの雪に遭遇です。

 

霧氷が見事

 

霧氷

霧氷

3月にこのような霧氷に会えることはラッキーでした、低気圧のおかげです。霧氷は1-2月の降雪直後の晴が良いのですが、直ぐ溶けてしまいますので、遭遇にはチャンスを選ぶ必要があります。

 

カラマツの霧氷と八ヶ岳連峰(車坂山付近から)

霧氷の中を登る

登山口の直ぐ先でルートは2つに分かれており、左手はスノーシューの中コース、直進するとアイゼン使用の表コースです。勿論今回は表コースで、車坂山を目指して登りますす、表コースは展望に恵まれています。車坂山から一旦鞍部に下りますが、急坂でアイスバーン状態で、アイゼンとストックを使っても緊張します。スノーシューでは登りでも降りでもキツイ感じです。

 

高峯山
(高峰高原ホテルも見える)

 

篭ノ登山(左)、水ノ塔山(右)
(ASAMA2000Parkホテルも見える)

 

四阿山方面

車坂山から登り下りをくり返しながら登山道はかなりの急勾配の登りがあり、このコース一番の頑張りどころです。

 

高峯山〜篭ノ登山〜水ノ塔山〜四阿山(溶岩広場付近から)

高峯山〜篭ノ登山〜水ノ塔山の背後には北アルプス連峰が見えるのですが今日は遠望が利かず残念です、見事な霧氷だけでも満足ですので贅沢は言えません。

 

黒斑山が見えてきました

 

赤ゾレの頭へ向かい登る

 

冬のシャクナゲ

表コースは展望に恵まれていますが、コース全体に亘ってシラビソ、オオシラビソの森林帯が頂上まで続きます。

 

登山道はトレースなし

 

赤ゾレの頭への登り
(ガイド先導で踏み後を付ける)

 

赤ゾレの頭(槍ヶ鞘ともいう)が見えてきた

前々日〜前日の猛吹雪のため、登山道にはトレースがありませんでした(スタートが11時過ぎにも拘わらず)、今回のツアーにはガイド付きでしたので先頭でラッセルし案内してくれたので良かったのですが、個人のみでは不安です。24人の参加者を3班に分け休憩毎に先頭を交代しましたが、後ろの方が随分楽です。踏み後を踏んでもズボット落ち込むし、雪と共に滑るし体力を消耗します。新雪は多い所で40p位積もったのではないかということです。そんな訳で標準よりかなり時間を要しました。

 

赤ゾレの頭への登り

 

黒斑山
(無人監視カメラのアンテナが見える)

 

篭ノ登山、水ノ塔山

表コースからは、高峯山、篭ノ登山、水ノ塔山の奥に北アルプス、さらに八ヶ岳連峰、奥秩父山塊の奥に南アルプス、富士山まで天気が良ければ展望出来るのですが、今日は近郊の山々しか見えません。

 

浅間山

 

浅間山

 

避難用シェルター

シラビソの森林帯を赤ゾレの頭(槍ヶ鞘ともいう)へ向かって登ってゆくと、突然、白黒ゼブラ模様(少々雪多し)で飾られた浅間山が姿を現わします。この瞬間の感動は格別ですね。

 

赤ゾレの頭からト-ミの頭と浅間山

 

赤ゾレの頭からト-ミの頭と浅間山

 

 赤ゾレの頭からト-ミの頭と浅間山

赤ゾレの頭(槍ヶ鞘ともいう)に到着すると、浅間山とト-ミの頭(かしら)が目前に迫ります。

 

赤ゾレの頭から霧氷と浅間山

 

ト-ミの頭へのコース拡大

 

ト-ミの頭へ登る

ト-ミの頭を下から見上げると、右側は絶壁でここを登るのかと緊張します、赤ゾレの頭から少し下って、中コースとの合流地点から登りになります。

 

剣が峰と牙山(ぎゃっぱやま)と霧氷
(ト-ミの頭へ登る途中)

 

霧氷
(ト-ミの頭へ登る途中)

 

霧氷・樹氷
(ト-ミの頭へ登る途中)

ト-ミの頭への登りは、見る程には恐ろしくなく、短時間でト-ミの頭に到着します。しかし、ここの登り下りはスノーシューでは恐怖感があるでしょう、アイゼンが安全です。

 

ト-ミの頭から黒斑山

 

ト-ミの頭から外輪山と湯の平

 

ト-ミの頭から赤ゾレの頭を振り返る

ト-ミの頭から黒斑山は頂上が見えるのではなく、頂上手前にある浅間山の噴火監視の無人カメラのアンテナがある所が見えています。

ト-ミの頭から黒斑山〜外輪山〜浅間山のパノラマ(もう少し岩の上に登るべきでした)



ト-ミの頭からの黒斑山と黒斑山への登山道(頂上付近は地吹雪)

黒斑山の先に外輪の尾根が続きます(蛇骨岳、仙人岳、鋸岳と続きます)、鋸岳を手前に下ると浅間山登山道に合流できます。

 

ト-ミの頭から黒斑山へ

 

つららの霧氷

 

霧氷・樹氷

ト-ミの頭から黒斑山へは、鬱蒼としたシラビソの森林帯の樹氷のトンネルを登ります、その途中の霧氷・樹氷群です。

 

霧氷・樹氷

 

霧氷・樹氷

 

浅間山と樹氷

冬山は樹氷、霧氷、エビのシッポ等の風雪の造形が魅力ですが、モノトーンと青空のコントラストは、なんともいえない魅力です、吹雪いた直後の晴天に合わせないと見られません。

 

霧氷・樹氷
(無人監視カメラのアンテナが目前)

 

剣が峰と牙山(ぎゃっぱやま)と樹氷
(下部は天狗の露地)

 

霧氷・樹氷

樹氷は霧氷の一種なので、霧氷と言っておけば良いようですが、本来的な霧氷と樹氷の区別はつきません、蔵王の樹氷(アイスモンスター)と比較すると、単に雪が積もっているのか程度のものもありなんとも微妙です。

 

黒斑山(2404m) 頂上

 

黒斑山頂上から浅間山

 

ト-

浅間山下部の湯の平

浅間山外輪山の最高峰・黒斑山(2404m) の頂上です、積雪は多めで、看板の頭しか出ておりません、背後(西側)は森林です。
浅間山の噴煙は少なめです。浅間山は登山が禁止されているため黒斑山を浅間山の代わりに登る人が多いようです。

 

外輪山(蛇骨岳、仙人岳、鋸岳)〜浅間山〜剣が峰・牙山〜ト-ミの頭 のパノラマ

稜線では−10℃位でしょうか、今日は天気がよく暖かく、森林帯が多いので、風も弱く、じっとしていると結構寒いのですが、歩行中はポカポカと暖かいものです、前開きの重ね着で温度調整をします。

 

剣が峰、牙山、ト-ミの頭、天狗の露地

 

ト-ミの頭へ下る

 

表コース、中コースの分岐

冬の黒斑山登山は、表コース(アイゼン使用)と、中コース(スノーシュー使用)があります、アイゼン使用のツアーでは、登りが表コース、下りは中コースを辿るのが一般的のようです、しかし今日は雪が深く、中コーのスノーシューのトレースは1人のみでしたので、表コースで下山しました。25人でトレースを付けましたから溝状に踏み後があるためです、それでも時々ズボっと深みに入ります。
スノーシューコースでスノーシューを使用しても、ト-ミの頭へは、登り口にスノーシューをデポジットするか担ぐかして、アイゼンに履き替えた方が安全と思います。 スノーシューは深い新雪の平原には強いのですが、登り下り(30度程度)では滑ってしまいます(特に下り)。ヒールの下にヒールリフターという装置を立てることにより急坂が格段に登りやすくなるスノーシューもありますがレンタルでは無理でしょう。理想的には、ヒールリフター付きのスノーシューとアイゼンの両方を用意して、その都度履き替えるのが良いのですが、スノーシューを背負わねばならないし、寒い所で手袋をして履き替えは面倒です。個人で黒斑山の新雪直後なら、和かんじきとアイゼンの併用が良い感じがします。どちらか一つならアイゼンが良いかもしれません。

 

高峯山〜篭ノ登山〜水ノ塔山
(後方に三方ケ峰、池の平湿原、烏帽子岳、
湯ノ丸山も見える、下山中)

 

根子岳〜四阿山
(下山中)

 

車坂峠から黒斑山方面
(下山後・夕暮れ)

黒斑山往復は、標準では、登り2時間、下り1.5時間、計3.5時間位ですが、今回は新雪が多く積った直後で踏み跡がなかったので、登り3.5時間(短時間昼食時間を含む)、下り1.5時間、計5時間を要しました。参考に実績コースタイムです。
新宿(7.15)==高峰高原ホテル駐車場(10.30〜11.15)==溶岩台地展望広場(12.30〜12.35))==避難用シェルター(13.25)==赤ゾレの頭・昼食(13.35〜13.55)==トーミの頭(14.10)==黒斑山(14.40〜14.50)==避難用シェルター(15.10)==高峰高原ホテル温泉入浴(16.20〜17.20) ==新宿(21.00)

 ここ高峰高原は車を利用して2000m近くまでは入れますので、簡単に冬山の世界に入れる便利な場所です、バスツアーもあり、天候が良くて、足元と防寒対策をしっかりさえすれば手軽に冬山を体験出来る場所です、但し天気が悪い時は思い切って中止する決断が必要でしょう。
 今回のバスツアーは24名の参加で満席でした、登山やハイキングのツアーでは、女性が2/3位ですが、今回は冬山のためか男性が6割でした。年配の方もかなりおられましたが、皆さん元気で冬山を歩かれました。帰りは温泉で温まることが出来て(ツアー込み)、新宿に夜9時に到着、山岳ガイド付きで1日楽しんで一人 1万円位で値打ちがあります。

(参考)

 ・アイゼンについて

  今回の登山ツアーでは、6本爪以上のアイゼンの持参が条件でした。軽アイゼンとは4本-6本のアイゼンのことを指すようです。夏の雪渓登りに4本爪のアイゼンを使用していましたが、白馬岳の大雪渓登山中になにか歩き難いなあと気が付いたら片方がありませんでした。装着し難いのに簡単に外れるとはどんなものだと思います。ついでなので、6本爪以上のアイゼンを購入すべく靴持参で山専門店にゆきました。
6本爪アイゼンは無用の長物との指摘もありますので、8本爪アイゼンをと思いましたら、これ又人気?が無く品そろえも少なく亜流のようです。
10本爪アイゼンが冬山には最適ということでしたが、店員のアドバイスによると、私の持参した靴はソフトな布製で(といっても-20℃でもOKの靴)10本爪アイゼンを靴に縛ると靴が柔らかいので長時間歩くと足が縛られて痛くなるというのです、緩めるとアイゼンが不安定になるとのこと。
本格的な冬山用と、軽い冬山や雪渓上用は別々に揃えるのが賢明とのことでした。
結局購入したのは、6本爪アイゼンとなりました。このアイゼンは脱着が簡単で使い勝手は良かったです。
軽アイゼンは靴の中心に装着するので、岩場などでは安定が悪いのが欠点ですが軽くて持ち運びは楽です。8本からは靴の前後に装着するので安定は良いのですが、主流は前に出ッ歯の爪のある10本のようです。

 ・デジカメの電池について

 零下の気温では、デジカメの電池の機能が低下します、新しい電池でも直ぐに「電池残量がない」となり撮影出来なくなります、新しいのと変えればしばらくOKの場合はラッキーな方でしょう。アルカリ電池は零下の気温では使えません。ニッケル水素電池(充電可のものを含む)はアルカリ電池ほどではないにしろ、やはり-10℃〜 -20℃ではお薦めできません。安心なのはリチウム電池です、少々価格は高いですが(単3電池2本で500円位)が、折角のシャッターチャンスを失うこともなく安心でしょう。デジカメの性能(保証)も問題があるかもしれませんので、ポケットにホカロンを入れておくと尚安心です。 今回もシャッターが切れず困っておられる方を多くみかけました。


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