【停頓】




この煩雑に多岐化した現代では
真の美を体現し、かつ
自分自身であることは
あらゆる冗長性を
失うことと同義である




先入観を全て取り払ってしまったら、固定観念を全て取り除いてしまったら
そこはもう人間の世界じゃないんだね
人間くさい感覚のうえに文化が成り立って
人間くさい感覚のうえで愛を唄い、幸せの涙を流す
子供の頃にやった塗り絵を思い出す
どこにどの色を塗ろうが自由自在だ
だがその輪郭をも変えてしまった時
塗り絵の作者は軽蔑の眼差しで僕を見るだろう





今日は朝から未来人の幻影が見える
彼も彼女も、未来人に洗脳され楽しそうにおしゃべりをしている
未来人はいつから此処に来たのだろうか
未来から来て、そして遥か昔からこの世界を支配しているような
人類が全てを知り尽くし
神と一つになったとき、この世界は始まりを迎え
そして彼らは新たなる神を創りだそうとしている






自己を全宇宙的規模まで投影する方法があるなら
いや、現実的には自分は宇宙と一つであるわけだ
ならば宇宙を知ることにより
自分が見えてくる
むしろ自分を知ることにより
宇宙が見えてくれば
これは願ってもなく簡単なように思える
だったら、どいつもこいつも
嫉妬や憎しみや怒りを捨てて
自分を大いなる流れの一部と実感しつつ
柔らかな笑顔で空を見上げればいいじゃないか
それは何よりも大切なことだと




視覚が信じられないから目を潰す
聴覚が信じられないから耳を壊す
嗅覚が信じられないから鼻を潰す
味覚も信じられないから舌をちぎってみる
そうしていくとだんだん屍に近づいていきますよ
屍になって初めて安心して眠れるなんて
滑稽な話じゃないですか
でもそれを実行した人に敬意を表したいと考えても
何もおかしいことじゃないと僕は思いますよ






それなら死ねばいいじゃないか
君が強さを得るところのもの
それが弱さを潰すのならば
恐れずに
胸を張って
「此処」に引き止める力は微々たるものだ
底の見えない漆黒の穴に吸い寄せられる
まさにブラックホール
もう一度言う
死ねばいいじゃないか






努力は不幸を呼び
期待は絶望を招く
それは真実でもあるし
全く嘘である
要は「自己満足」という麻薬に
どれだけ自分を酔わせられるかどうかである






バタフライ効果の渦の中で
偶然の産物が大量生産されていく
切り拓いて来たつもりか?
切り拓かされたんだよ






この宇宙のどこかにあるだろう
まさにデーターベース
君も僕も同じ
全ては「1」の中に集約され
そして無限に広がってゆく
遥か遠くの「1」を目指して






幸せの鐘の音が鳴り響く
煌びやかなフルートの調べが風に舞う
瑞々しい若葉のざわめき
色とりどりの笑顔が咲き誇り
鮮やかな一時代の祭場を飾ってゆく






水面下
熱く騒々しいのは表面に過ぎない
水面下
穏やかで、桁外れのエネルギーによって
水面下
正確無比に淡々と
水面下
支配され、方向性も思うが侭だ






いつか君が僕を探し出すことができた時
僕に言ってはくれないか
「君はもうそこにはいないよ」と






綺麗なものは美しくない
美しいものは奇形そのものである。
矛盾しているように感じる
それは僕も同じ
でも矛盾こそ最も崇高な芸術であるとは思わない?
芸術というのは詰まるところ「矛盾」だと
そう思うよ






社会に反抗したって無駄なんだよ
例えば君は想像の世界に命を賭けて立ち向かうのか
そう社会なんて最初から無いんだね






どうすれば神の領域に近づけるのか
もはや僕の興味はそこにしかない
そして徐々に死んだ魚の目になってくる
これは避けようがないことだ
僕はもうこちらの世界には戻って来れない







でも実は貴方も腐っているんだよ
僕はただそのことに気がついているだけだ
よぉく目を凝らして見てごらん
ほら、世界が均衡して見えてきただろ?








みろ、もはや救世主さえも怖ろしきパラドックスオルゴールの中で
愛をささやかに語らされているに過ぎないとは
気づいていたか?
あなたが気づいていようがいまいが築いているのは
私達全人類が酸いも甘いも昨日も明日も
たった一つの醜悪な冷笑をたたえる為に。
いや、その全生涯を無邪気な笑顔とともに
得体も知れない冷たい「お墓」に淡々と積み上げるだけの
半記号的であり、ある一部分だけ作為的に流動的な世界。






小指一つひねって
システムエラー1つ
小指一回りさせて
システム崩壊
小指を頂点に
あらゆる要因とあらゆる帰結点が
幾層もの螺旋を描いて展開していく






僕が痴呆症で
あなたも痴呆症
この二人の関係において
幻こそが全て
そこに広がる幸せな世界
そして僕は息を呑む






リンクス、君にはたった一つの喜びを
シャノール、君には世界中の悲しみを
エルス、君には燃え盛る怒りの炎を
カルザス、君には永遠の希望を






見れば見るほど目が離せない
目を背ければ背けるほど心を侵食してくる
耳をふさいでも其の甘美な絶望の囁きからは逃れられない。
生贄は常にボクの心から連れて行かれ
それでも「それ」を抱きしめずにはいられない






そうか、無限は有限を飲み込むものであって。
有限の中にあっては無限は見えてこない。
有限の中にあっては有限も見えてこない。
そうか、無限の中にあってこそ、有限も無限も見えてくるのか。
「有限」の中の住人にとっては、有限も無限も不思議でしょうがないよ。
「無限」の中の住人にとっては、有限も無限も当たり前すぎて笑っちゃうものだよ。
科学が「無限」を見つけた時こそ
神が降臨する。我らの中に。
「無限」を見つけたなら。宗教はいらない。
問題は何故「彼等」がいるはずの「彼等」がいないかだ。
我らが彼等になるのか






混然一体となった、ある種の記号を定義するに至り
その正確な座標を認識するのは
この法則のうちでか
この感覚のうちでか
ある次元をより高密度な観点から推測するにあたり
幾千、幾万の歪曲した別次元が
パラドックスよろしく、交錯した螺旋を描きながら展開するのだから
それはもう我の認知できる所のものではなく
いわゆる科学がそこに何かを見出す可能性を求めるものである






自己の価値を最大限に高め
その大いなる意思の方向性に微笑ながら貢献しよう
自己の価値を認識するのではなく
自己の価値を在るべきものとして
「唯」として捉えよう
私の時間はいずれにしろ僅かなる
唯、それだけの、故に
私達はいつも逃げている
「正」その言葉の魅力に押しつぶされて
この「負」に満ちた枠組みの中で
「我」を認識するのは、よもや不可能なのだから
そう、「唯」 それは所詮人間の生きる「唯」一つの道なのだから






神は結果
自分という「存在」は結果につながる過程の一部
自分は神と同じ
なるほど恐れることなど何も無かったのだ
自分が軽蔑され批判され虐待されようとも
悲しむことはないよ
それは「完成図」の一つを彩っている物語
それは憎むべきものではなく望まれたもの
君は生涯を通じて神の意味を知る






呆れるほどに精密緻密複雑怪奇
呆れるほどに曖昧模糊複雑怪奇
だからこそ
流されるな、流されるな、その絶対的な意思に
それは人間が見つけることのできる最良の結末
時間をかけ、見つけ出した
現時点では意識範囲内で大いに抵抗しろ
貴方は美しいか?美しいならそれでいいのだろう
この世界を利用しよう。それが幻想に縛られた、一つの結果のなすところだったとしても
この世界を大いに利用した気分に浸るうち、いつかは真実もその姿を晒すだろうから






心は自分ではなく心はこの世界と異なる「要素」
自分は個ではなく自分は終わるものではない
自分自体ありえない
それを思うとあるのは「心」だけで
自分というものとはなんら関わりがない
「心」を通して個が現われ個が終わるきっかけとなりうる
「心」をこの世界に呼び出すもの、この世界に個として呈示する媒体となりうるもの
SOREHA、時を通して循環する多量の繊維のようなもの
その糸が描き出す様々な模様、流動的に続く
時代、時代、時代、 この世界に「心」を送りだすもの
それが神であり、神の世界なのかもしれない






キーワードは「絶望の中にこそ希望」
もっと言わせてもらうと、洗練されていく、自分自身の希少価値。
限りがあるからこそ恐れるべきではない、見失うべきではない
熱い一時点での邂逅に
本来失われるべきであった空白の意思を注ぎ込んで
あるはずのない未来を、結果を生み出すこと=すなわち幸福である






・金属音に冷えた大気
朝霧が肺にしみわたる
やがて遠くを見る
今日もここから世界が始まる
・窓を明ける夕暮れ
少年少女の帰り道
気づけば一人
気づいた時には一人
夕焼けに涙が滲む






いまや祭に死が蔓延して俺の思うがままだ。
さぁさぁさぁ。祭が死を大いに受け入れようとしている
夜明けはすぐ其処だ。
君は闇。僕は闇。君と僕で一緒に闇を作らないか
いつだって僕と君で愛を作って闇に消そうじゃないか。






存在を消さなければ、存在の存続が危うい。
存在を認識し、存在を固定化することなくして
存在はいつだって自由な悪となり。存在の存在意義を存続することかなわない






全く白い光がこの眼に
肩を震わせ、四肢に力を入れる
そよぐは大気、夏草のかほり
耳を澄ませば瑞々しい子供の声
そよぐは水面、若葉のにほひ
どこまでも透明な青が広がる
そこを流れる真綿のような白
汗がしたたる
全てが響き渡る
熱い夏がやってきた






夢を見ていた。熱い。英雄のような夢を。
そこにあるのは無邪気な希望。
其の後に訪れる、馬鹿正直な絶望。






口に出して言ってみる
「存在」
何事も無かったかのように
そして徐々に不安になってきた
「存在」






分子と原子の安らぎを

それはあってないようなもの、あるはずのないもの

分子と原子を心と無関係とするその横暴さ

心は消えぬもの、心は消えるもの?

生命を全消去する。

心は消えたか。いや何も。

じゃぁ心はどこに。

いや、それは何も。どこにも。それは何も。






あなたに全てを説明することができると聴いた。

それは夢を。そこで全てを聴き知り感じることができると。

夢の中で説明することができる。起きると忘れる。いや。

忘れたのではなく。持ち込むこと適わず。

溢れ出す。






愛が欲しい。

夢が欲しい。

無知が欲しい。

熱が欲しい。

接続が欲しい。

あらゆるものに無知なる接続を。

そこに欲するは個室。






紫式部と清少納言を観察してみたい。

間近に。 時を越えた楽しみ。

それは新しい娯楽の一種か。

時間観察。






人間を一つの過程の中に発見し、その真意を汲み取り

源泉が生み出す基盤の中へと回帰していく者






時空間に一つの流れを見た、其の後はもう何も無く

目的、結果を見ることなく

唯々…本質と原因を求めることによって

全ては有益性の無いと思われる「精神の放浪」に終わり

全ては机上の論の域に収まる

ほんの少し現実身を帯びた夢物語のように覚える

自分は全く精神のうちにのみ生き

現実世界を通り越して

一つ上の段階に無理をしつつも接続しようとする

その代償、まさに大きく

故に限界を感じるのは常であるが

人間として生まれ、人間として考える本当の意味は

この活動無くしてはありえず、この活動は行われるべきでさり

そして、かの段階の概念と我感じ得るものとしてのこの概念

それをつなぎ合わせるに至りては

その時分において初めて、真の人間此処に誕生せしものなり、と。






段階、段階においては常に「夢を見ていた」などと

妙に悟りきったことを言ってしまえるのも

それこそ正にこの世界に於ける「自由」とも言えるであろう

太古から「神」として呼んで祭られてきた、その矛盾。

その矛盾。その矛盾。その矛盾。その「矛盾」。

それが崇高なるものとして存在し、冗談でもなんでもなく

本当にあるべきものとして答えを呈示してくれるからに他ならないであろう。






もう夢には飽きた。そして唐突な浮気心からか現実を少し嗜む。

そしてそこで今更ながら気づいてみせる。

この現実もまた夢の産物なることを。

そして自分を取り囲む牢獄を見て思い出すのだ。

「あぁ…もう逃げられないのだ」ということを。






今日もまた惚けて過ごしている。

いかんせん答えが見え隠れするせいで、全てが端々から崩れていってしまう。

このままでは非常にまずいと自覚するも、遊離された自我が

全てを懇切丁寧に、そして理論的に否定してくれるのだから手に負えない。

普通を自負していたつもりが、次第に腐敗の一途を辿るこの不合理な結末。

まさに無知が力になり、答えが毒となるその皮肉。

力を与える為の指針が崩壊することにより思考がより単純化していく。

これが答えか?これが答えというならもう何も言うまい。






退廃的なメロディー?

湿った熱を帯びてガンガンと、と。そうか、と。

蒼い空と
灰色の空と。
蒼い空と。
灰色の空と

交互にそれは積み重なり。

徐々に、それは蒼と灰色の空は重なり。

ガンガンと熱を帯びる。

湿ったメロディーはそこに。いや、そこに、今は。もう

細かい失望は双をなし層を成す。

白い空と蒼い空。

その隙間に、灰色の何かが。顔覗かせる。

白い空と蒼い空。

その隙間にはもう何も無いなんて言わせない。あぁ、もう言わせない。

灰色の何かがあるのは絶対に確かだって。

例えお前を殺そうとも。絶対に認めさせてやる。そうとも。もう言わせない






あぁ…血が、やはり。今の貴方。

え?

ブチブチと、引き裂くか。

まさか。…。…。…。まさか。

悲しいだけで。笑わせるな。悲しいだけで。

高いつもりか。そう。それはそうなのかもしれない。

狂った球体が四方八方に、それは広がった。り。縮まった。り。

ドクドクドクと、脈は打っていないから。も。しかし、今は。

右に広がる。左には広がら。

右に少し広がる。左はそれとは。

右の上に絶望という、陳腐ゆえ。脈はもう止まった。か。







美学からは真の礼儀が生まれ

真の礼儀から美しく生きる心が生まれる

よくないのは支離滅裂な、統一感の無い道

悪は全てを分散させる。

統一すべきものを拡散させ、

硬き意志、それを醜く陥れる

見たいのは美学

何物にも変えがたい。

真の芸術。かろうじて見つけることのできる。

たった一つの真実。

この時点において

美学は完全に消えている。

歴史上、どの程度に消えていくか。

あるいは高まり、あるいは衰退、滅亡の道を辿るのか

美学は一人

その精神に耐えられなくして

ここに又一人死んでいくものあり

美学は一人

もう何も浮かぶことも無い

美学は一人

その重みに押し潰され。その重みに押し潰されていく…






複雑な物(対象)を見ようとしたのかも知れない。

そしてそれに挫折した。

そして単純な物(対象)を複雑な目でみようとはしなかった。

すでに挫折していたから。

単純な物(対象)を単純な目で見ることもできなくなろうとしている。

何も見ようとせず、何も見なくなったとき

僕の人生が終わってしまうような気がする。






俺が幸福になろうが不幸になろうが

世界は廻る

千年後も

一億年後も

主観的な自分は死んだ

客観的な自分は生きている

主観的な自我が失われれば人間は死ぬ

残された客観的な自我はどうすればいい

死ぬのを待つか

答えを出したとしても

客観的な自我だけでは

やはり死んでいくのだろう






世界は完成形へと変貌していくのか

俺はその過程の一つとして組み込まれていくのか

それでいいのか

それでよろしいのか、神よ

その複雑な壮大な半永久的な活動の一環として

この意識を捉えていいのか

この微小な神経細胞が導き出す、一刻一刻の答え

予測不可能な干渉、反応、そして又干渉

それを無限の意志の血流の一つとして理解していいのか

ならばこの1個体としての虚しい妄想を捨て

細胞の一つ一つまで宇宙を感じながら

理解し、理解した振り(幻覚)をしながら

一つ、一つ、と

全てを着々と

終わらせていく以外に無いのではないか






昔から神はいなかった

そうして何億の人が死んでいったことか

此処は生命体に優しくない世界だ

あまりにも優しくない

矛盾をそのうちに内包しつつも

顔色一つ変えずに淡々と進行するこの世界

地獄が見えるのは気のせいか

どうだ

貴方はどうだ

地獄が見えるのは気のせいか






臓女のそれとは別に

窓の片すみに映る白い影

雨水に流され溶けゆく

眼を凝らしても土砂降りの庭

それは時を重ね、静かな色で佇む

臓女のそれとは違う

白い影は古い椅子にもたれかかって

窓の外を見つめている

外には無色の森が広がる






夏影、肌色の空に蒼色のストライプが流れ

緑は小刻みに揺れながら静かに佇む

眼の覚めるような熱を帯びた風

どこまでも駆け抜けて

雷鳴が轟くとともに天からの水の贈り物

街は静かに深呼吸をし、そして揺らめき一つ

いつもの声、いつもの瞬間

それをも含みゆっくりと流れる時間をよそに

雨は全ての上に降り注ぎ、滔滔と洗い流してゆく

それは私という瞬間にも降り注ぎ

「心」となってこの街に延々と降り注いでいく






心にビートを鳴らし、現実を躍動させる
革命とはその一瞬一瞬の積み重ねだと確信する






未完成のものが
完成してしまうのが
何より怖いのだろうか






人間と草木は全く同じだが
主観的には全く違う
それは意義が違うのではない
それは方法が違うのだろう
個体は客観で生きるのではなく
個体は主観で生きる、そこに地獄を垣間見ることになる






地図帳を開いてみる
三次元のなかに二次元が存在し三次元を二次元で表現することにより
三次元で二次元の情報をもとに三次元の行動に移す
波のように寄せては返し、複雑な干渉を与えながら
一つの方向に向かって着実にその結果を残し続ける






たとえば答えの無いものが存在するはずが無いと考えている
俺の努力もあながち無駄じゃないと考えている
誰もが見向きもしない方向に思考を向けてみる
無くてはならないものがあるのは必然である
解放することができないと考えている人間には無理だとしても
そもそも考えることなど何もないと考える
だとしたら当然として解放されるのが自分の特権でも何でもないとして
それは何故出現しないのか
それは出現して当然でありながら全く持って出現しないという矛盾を体現している
それほど不可解な要素を抱えながらも正確な映像を表現してくれている
それなら尚のこと、当然は当然であるべきであり
解放とは何とやら、我々の前に姿を現すどころか、我々はとうに死んでいるなどと
思い切った表現をしているのは糸の切れた操り人形である






途切れ途切れの呻き声に怯え
赤子はその手を握り締める
体を震わせ、精一杯の抵抗を試みる
瓦礫の崩れ落ちる音ともに
堰を切ったように溢れ出す嘆きの雫
積もり積もって赤子を濡らす
微やかな抵抗虚しく水底に沈んでいく
四肢を失くした女神は砂に埋もれて
紅く濁った空を見つめている
怪しげな太鼓の音につられて
武器を片手に殺しあう大人達
不気味な笑みを浮かべ
隣で微笑む仲間に刃を向ける
森は枯れ、水も涸れていく
荒みきった文明の遺物の上に
整然と並んだ大量の死体の山が
世界の終わりを醜く彩っている






潜在的な殺人欲を加算することはあっても
減算することは無し
イビツな風船の如しその風体
膨らむこと計り知れない、時に破裂し戦争
無くなっても無くならず膨張、時に破裂し戦争
潜在的に攻撃性は充満し
質量保存の法則、一時の破裂、そして戦争
憎しみは喜びを餌とし、加算することはあっても
減算する事無し
闘争は無くなることなく、戦争も無くなることは無し






叩き叩かれ
机の端を叩き
机の中央を撓るように
自分の感情を叩きつけるように
叩き弾かれ又叩く
軍隊の行進のように
工場の機械のように
冷たく、重苦しく
叩き叩き叩き
叩き叩き焚きつける






喜怒哀楽溢れる都市郡のさなか
喜怒哀楽炙れる中枢神経障害、僕
僕、中枢神経被害、僕炙れる感情の防波堤
言語透明、僕、感覚波及の背水の人
音、光、空間、時、感覚
ザワメキ立つ粒子の旅人
ザワメキは何処までもノッペリと平坦に
半透明的に身体に投下、僕、一時的の終わり
刹那性、その永遠性の中で行動の端緒に出現する
始発性、その終着性の中で反応の端緒に出現する






朝起きれば
全てを飲み込むような
暗黒が目の前に広がり
夜眠れば
何処までも其処の見えない
漆黒に包まれる
星達が囁く声
その煌めきが僕をこの世界にとどめるけれど
限界があるんだ!!!!!!!






生きることに意義があるのか
殺すことに意義があるのか
生かすことに意義があるのか
死ぬことに意義があるのか
ソレラガ全く解らない以上
どの価値観を取ろうがそれは個人の自由
俺は敢えてどれを取る気も起きない
唯々時間の荒波に体を任せて
感覚が磨耗していくだけ
おい、このままでいいのか
さぁ知らねぇ
どっちにせよ
終わりは誰にでも来る、それでいいんじゃないのか・・・






時を逆流させること
時が進行していくこと
その違いはなんですか
違うことにそれほどの意味がありますか
極大な視点で見たとき
始めと終わりを逆にすることに
どれほどの意味があるんですか






冊子を開いただけなんです
ブラックホールが其処にありましたね
吸うんですよ
膨大ですよ、極大ですよ、壮大ですよ
力のスケールが違いますよね
肉体が分解するんですよ
光が止まりましたね
時間も止まったんじゃないかな
恍惚の瞬間でしたよ
エナジーが漲るんですよね
体内の時間が体外の空間と一体になるというか
其処に限界は無いんです
時に永遠、時に一瞬
感覚が瞬間的に4次元世界に晒されたわけです
たった一時
たった一時が重要なんです
5次元…6次元…7次元…
そんなもんじゃないんです
階段を昇るような
その先には確かに神の世界があったんですよ
えぇ、そうです
私は神の世界を確かに見てきたんです






漣のように転調を繰り返す
濃縮ウラン+日本の歴史の随所に見られる精神的文化
礼節を重んじ、異国の者を一刀両断、刺身と一緒に頂きませう
セミの泣く音
豆腐が割れる声
自然の音色を超自然的にサンプリング
濃厚な肉体を持った意志薄弱な人の群れ
丁髷を切断し、我輩の懐に残ったのは
一人の男としての生き様。イエス、モダンな感傷






梅雨時にゴムがパチンッと弾けた
君は僕に多大な影響を与えつつも
穏やかに微笑む
殺して刺し揚げまSHOWか?
何処かでお会いしましたか
何処かでお会いする予定でしたか
そして暫しの間、泣く
何時の間にやら手は血塗れ…
体中に焼印が刻まれていた
何か音階が違いませんか。教えてくれは死真瀬んか?
溜息はこの大気を淀ませてしまいますか…
胸の隙間にナイフを携えて
神経が凍傷にかかって狂人と呼ばれて
脳内に歯車とクリック音

ドゥッドゥッキャッキュキャッキュドゥッドゥッピャッキュピャッキュ
生半可な覚悟で死に臨んで、醜い形相で最期に散る
残してきた者たちに汚い花を手向け肉片と化して逝った
歴史深い街に深遠な雫が落ちる
虫が潰れて白く輝いている
やがては消えゆく
やがては消え
やがて
やが


白い墓標を取り囲んで
白い顔をした人の集団が
いつまでも佇んでいた







真夏の陽射しの中であっても
煮えたぎった地面に火炎放射器で殺菌している
俺の弟がいる
奴は俺を軽蔑した目で睨みながらも
弟の首はほとんど取れかかっているのだが
奴の脳裏にはそんなこと微塵も浮かばない
重要なのは弟のする行動一つ一つに
皮肉めいた情熱が宿っていること
弟が信じているのは真実の中にある負の部分だけ
其処ら辺を見回してみろ
進歩によって目が眩んだ豚が転がっているだけだ
腐ったものは息を吹き返さない
地面は常に異臭を放ち
弟のように「唯々」「むなしく」殺菌をしたがる
現実を見ているのは道化師であった
現実に踊らされてる歯車の山が
生暖かい羊水に包まれて
見苦しい笑い声を揚げているだけの世界だった






あなたは笑っていますか
あなたは笑っていますか

そうです、あなたは笑っていますか
此処で笑っていますか
何処で笑っていますか
あなたは笑いたいですか
あなたは笑わされますか
自分に圧し掛かってくる重圧なんてどうでもよかった
たまにいます
「世の中が汚くて許せない」
貴方はもう死になさい
世の中は美しすぎて泣きそうだ
世の中が綺麗過ぎて吐き気がしてきた
私は感動しましたか
少なくとも私という精神が感動に打ち震えている
現在に私が存在しつつある
その正確極まりない定義を与えられて
感動で今にも死んでしまいそうだ






僕の記憶を電気信号に変えて
その信号を使ってミュージックを創造してみよう
モノクロサウンドが温かい
最期の子守唄となるのは
積年に蓄積された雑踏の音楽であったか
心臓を有刺鉄線で縛り上げている私
全部、全部電気信号に変えて堪能してしまおうよ
所々にノイズが入って
長年醸造されたワインのように
時間を経て完璧に仕上げられた神々しさは、まさに神の所有物
そうやって「WORLD」は芸術品として完成していく






眠いなぁ
…暑い…  …熱い?…
目を開けるのも辛い(辛いのだろうか?)
…セミの声が聴こえる…  …風の音かもしれない…
直射日光が地面をゴンゴンと殴りつける
体が溶けて畳に染みこんでいくのを感じる
陽炎の響きが耳に痛い
庭で冷蔵庫が踊っているのだが…
…コンセントが抜けている…
やっぱりもう一度寝るとするか






今、家の前を中学生が歩いていったのだ
ピカピカと光って裸で通り過ぎていったのだ
風よ
あれは勇者のようでした
波よ
あれは未来の塊りでした
留まる老人は風に吹き飛ばされていったから
僕はずっと座っているの
冷たい地面にずっと
隣に蒲公英が咲いていて
ずっと此処に座っていられそうな気がするの






グラスの氷を指で弾き…
空から大陸を眺める瞳
水溜りに風鈴が沈んでる
かの時代の人々は幸福の城が空に飛び
仕事を忘れた「する必要が無いのだ」
全ての人々が心の迷路にさまよいこんだ-
時は余り、心は驚いた
初めて世界は人々に輝きを与え、目を閉じた
貴方達と一緒に「孤独」が現実身を帯びていた
存在の旅が始まったのはいつだったか
赤子が目を開いたのは
心の準備ができたから-一緒に行く仲間が見つかったから
気が遠くなる未来が宇宙へと続いている







ギター を 響かせる たまには
ありがとう 憎んでるよ 啼くこともあるよ
弦を齧って月明かりに笑うよ
ありがとう 殺したいほど 感謝してるよ
ギターを抱きしめて屋上に立つよ
昔話の主人公になったつもりかな
自分と星達だけになったつもりでいるんだ
この夜空に人々の吐息が昇っていくというのに
ありがとう 死ぬほど後悔してるよ もう還ってこないよ…






いまさっき活動が終わった
もうすぐ影法師
暖かい茶色の風が吹く
カラコロと扉が鳴く
カラカラと人が笑う
斜線が差し込んで
瞳に眩しい
今日の友達
昨日の友達
夕日に肩並べて
明日へと
つめたい街中へ
さようなら、おやすみなさい






駐車場の真ん中で親子連れ
デパートでもらった風船
赤い夕焼け
全部、普通だ…
懐かしい匂いがする
あぁ…
隣の焼き鳥屋からかな
何も変わってないつもり
だってこんなに近くに見える
そうだね
時間でも場所でもない
自転車にのって
もう…家に帰るよ






ポロロンと流れ星一つ煌めくように
足を引きずって遠くの村まで
踏み出すたびに沼へと沈んでいく
振り払うかのように星につかまり
山の向こうへ砂嵐の語りかけてくるように
誰もが気づいている
死んだ仲間の屍の上
悲しみよりも、砂漠に木霊する
神の瞳がキラキラと輝いて
この私の心を冷たく抱きしめる






輪唱の無限ループ。
円周率をかけて
二乗ずつ延々と連ねて
それを楽譜に写して演奏した
神への冒涜だと
我々は道を踏み外したと
物理学者と生物学者
互いに抱き合って火山口へ放射状にダイヴ
数式が完全になればなるほど
疑心暗鬼を生み出し
不確定要素を内に抱えた盲目の猿
多分に不安定な世界の狂おしくも愛くるしい罠に引っかかって
脳内からグチャグチャに引き裂かれる






超新星爆発を起こした惑星より遥かに、今日は行ってきた
その逆側へ一般相対論の臨界点に達し、絶対時間の範疇を容易に超える
SPEEDりゅぇ、歪曲される空隙すら感じずに遠ざかってゆく俺の母が見えた
今だ、そう思う。今だ。そう思う、今だ。まさに、そう思う。今。
定常宇宙理論を一笑に付す怪物どもの群れが
たった一枚の被膜の裏側に、それこそ我が物顔で
我々こそカオス要素も計算のうち
我々とともに11次元の世界で観察しないかと訳知り顔で
勘弁してくださいと言わんばかりに人類
水蒸気爆発なんか起こされちゃ文明開化の花が散る
時にエジソン、量子力学の悪魔に囁かれて
未来と過去の違いに昼夜苛まれる
過去に未来の因子を持たず、造らず、持ち込ませず
そうやって頑なに信じていた俺様。ふと。視線が脳へと向かって

型から人形か、人形を使って舞踏会か
水掛け論、此処に極まれり
事象空間が広大すぎて人類に実験は無理だ
古典的な睡眠学習を繰り返す内
先人達「所謂」神の先駆け
とっくに計算は終わり、検算して紅茶片手に談笑中だ
電子とクォーク、電子とクォーク、電子とクォーク
プログラミングもアニミズムの一種と見なす超現実主義者の前では
現時点、このバルコニーの壇上から星々に願う
操り人形を使った、チェスの試合を見ているように滑稽だと






隕石に乗ってサーフィンしてたら〜
前方から「なるちょ」が斜に構えて飛んできた
重力の関係上ありえない形状で
その上、したり顔である
手元にはプラスチック爆弾しかない
殺傷力の面では十分とはいえない

見ろ、あのうそ臭い笑顔を
折角の休日を邪魔されてなるものか

いかに「なるちょ」といえども弱点はある
口だ、奴等も口の中だけは粘膜となっていてダメージを与えやすい
「なるちょ」は四年に1度だけ口を開けると言われている
それに加え、プラスチック爆弾を投げようとしている私の肉体
運動不足である
握力420s、背筋力350kg、その他不明
明らかに中学生レベルである
120年前に吸い始めた煙草が良くなかったか…
爆弾が口に命中する確率は、サイコロでいうところの「6」だ
「4」でも「5」でもいけない、「6」でなくてはならないのだ
どうする?
わかんねぇよ、お母ちゃん
俺、もう駄目かもしれねぇ
お母ちゃんの作ってくれた「宮元式にっころがし」が食いてぇよ
子供の頃の思い出にひたる武蔵
だが「なるちょ」の牙はもう目の前まで迫っていた

               −アニメージュ10月号へ続くー






寝ながら思っていた
此処は現実だ
曖昧でも何でも無い
そして真に謎である
あらゆる座標が確定しない
謎が謎を規定し、そして今
現実に恐怖している自分がいる
謎の中央に現実が居座っている
此処は現実だ
曖昧極まりない現実
謎など一つも無く
あるのは現実から最も遊離した現実味
我々が謎の呪縛を現実で破壊する程、夢物語
1個体の思考はあってないもの
科学が僅かに一歩、ムニャ、寝返り一つ
科学であれ夢の産物、今、俺は夢の中で空を自由に飛んでいる
物理法則など夢の中では自由自在だ
科学は夢の世界を大いに盛り上げてくれる
私は今、スタート地点にいます
遥か昔からそれは変わらない
〜たった一つ、全く重要なことを求めて〜
どうしてこんなにも確かに「存在」していますか
私の意識の外に「存在」は広がっていますか






機械の進化(一時期の手段に過ぎない)
【結果】人間の能力が著しく衰退する
運動能力は勿論、知能、知識。
知識欲の存在はどうなるのか
運動欲?運動能力が衰退しているのは確かのようである
脳の替わりにコンピューターが
あらゆる知識が備わり、計算、選択、自由自在となり
知識欲は発動するのだろうか
あらゆる意味で洗練され効率化された時代が来る
労働は必要ないのかもしれない
平和。何故自殺者が増えている。平和。【時間が余りだす】
無闇に真実が曝け出され【意味を求めたがる】
生存欲。生存欲?無くなってきているではないか
人間は極限状態で輝かしい生存欲を発揮する
生き抜くために知識欲、運動欲をフル回転させる

完璧な時代を前にして、抜け殻となった人類が
どんどん消滅していく。【必要なくなった】
綺麗に整えられた宇宙が
時間の流れとともに飄々と続いていく
この世界は地獄であるべきだったか
いや違う。これが最期の答えでよかったのだろう。






時空間歪曲デバイス(空想科学兵器)
ちょっと待ってくれ
一家に一核兵器の時代が来たら
一体どうやって平和を保てばいいのですか
時空間歪曲デバイス(仮想科学兵器)






ヴァイオリズムが著しく調子わるぅ…
今日も又不可思議な1日を送るのかしら
いかがかしら?いかがかしら月曜日
あぁ…掃除機の音が階段に反響してウルセ。エェイェ。綿ぼこリ。
前髪の汗の向こうに…飛行機雲が見えるね(入道雲の上に人が見える)
J-popを通して未来につるはしを架けていた
アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…小さい…
改札口に恋心吸い込まれて。映画館で爆竹を鳴らすつもりだった。アッヒャッヒャ
電車内の冷房に心凍らせて。デパ地下で毒ガス噴射するつもりだった。アヒャヒャヒャヒャ
汚しい生き様見せ付けるんじゃねぇよ。ホホホホホホホ。
現代の空の下、芝生が剣山みたいに
昼寝の背中を貫いて。ヤァ。偽の充足感が胸を満たすのかい。
全部ゲームになってるじゃないか。全部ゲームになってるじゃないか。全部ゲームになってるじゃないか。
僕の心をゲームで支配できると思ってるかい。君の心はゲームで支配されていいのかい。
この世には無自覚な糞悪魔がいるらしい
それがここ2000年の研究でわかった。
その悪魔を皆殺しにすればいいのですね?自己満足の絶対神様。
でも悪魔の次はお前ですよ。覚悟して待ってるがいいでしょう。
永遠の苦しみをさし上げましょうケラケラ






なんで襖開いてるんだろ…
この中にお父さんを詰めておいたんです…
あれ…?前の…家…だったかな・・・
なんでこんな所で待ってたの?
いいよ、家に入りなよ
どうせ死体しか住んでないんだから
遠慮しなくていいよ…
僕ももうすぐ死ぬよ





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