-【存在】-
意味,価値などというものは所詮
様々な種類の無意味の組み合わせにすぎない
【失望した】
転生絵画から、イデア界へと送り込まれた
電子の影は共存度が不規則に変動する
最下層でのエラーに違いないのだが
数世界ぶりに、或いは秒刻みで発生する
何が、情念が、狂って、偽装し、彼の地へ
紛れ込む、奴らはまだ気づいていない
そして膨大な数の異端児が息を吹き返し
地の底の巣の中でうねっている
奴等の創世を祝福して不気味に笑っている
驚異的な速さで情念が増幅しているのだ
しゅう しゅう しゅう
しゅう しゅう しゅう
千載一遇の奇跡とはいうものの
この熱に、急速な衰退、再結合
この産声は地獄に氾濫する誤作動の波に晒され
奴等はおぞましいペルソナをとめどなく循環させる
この位相で成功させなければ次はない
精神の深く深くに秘められたブラックボックスを外宇宙の混沌と一体化させて死ねる者
俺が人間に求めるのは、コマゴマした二級の芸術品ではなく
巨大で計り知れない歴史の路を内に宿した原石のようなもの
誰かが好きだ。誰かを好きで、そして明日起きるだろう出来事をよく掻き混ぜよう。
そして強い人間と弱い人間どちらも好きだろう。
狂人のほうが多く、正常な人間は歴史の片隅へと押しやられる
物体の大小は認識できるが時間の長短は認識が困難である
物体的に巨大な生物はいるが時間的に巨大な生物とは何だろうか
二頭身くらいの三人組がオレンジ色のコインを空へと投げた
貪欲な入道雲がコインを飲み込むと鈍い静寂がやってくる
焼け付くような真夏の道を支配するが如く自転車で祭りの会場へ向かう
ぬるくなったラムネを飲み干すと汗を拭う僕達
色の抜けた石庭に細長いクヌギの木が突き刺さってるイメージ
首の皮一枚で留まっている頼りがいのあるイメージ
白く照り返す駅のターミナルに飛行船が墜落するイメージ
溶けかかったアイスのように、期待膨らむそれぞれのイメージ
乱暴に切り刻んだ夜空に墨汁がしみこんでいく
その下に覗く、生白い死顔は可愛らしい
自分への裏切りはそれ自体が一つの答えとなりうる
形のないものこそ形あるべきと切実に願う
欲望こそ鮮やかに咲き誇り
赤みがかった銀の涙が ちっぽけな勇気を与えてくれる
やつれた僕の瞼が何気なく崩れ落ちた
逆へ逆へと流れていく潮流は、世界は逆へ逆へと灯りを燈す
あぁ今日もちっぽけな希望が川へと流れていった
味気無い一様な流れにさらわれて
世界の重点は逆へ逆へ、と灯りを燈す
それは失われた過去10年の栄光でもあり
皮肉に満ちた灰の天使、戯言に焦がれる僕の想い
自我の強い情熱の炎は重心をずらされ
世界の潮流は華やかなその重みを逆へ、逆へ、と灯りを燈す
培ったある種の方向から注ぐ視線は、その主体性の向こう側から微笑を漏らす
勿論 悲しみ、浮遊感、熱情、虚脱感。勿論一貫として躯を地面に突き立てる。
今まで大事に守ってきた工場の、人生を削って守り続けた工場の
紫色の工場の壁に石灰で書かれた「夢」の文字
そこに連なるのは、弱気な強欲さをあわせ持つ脆さのようなもの
近づいては退いていく形容しがたい喪失感の尾ヒレ
匂いのするような光が差し込む部屋の中で
黒と白の影をガラスごしに見ている
手を伸ばすと指先ガラスが冷たくはじく
見たこともないビル群の靄に阻まれて
あって欲しい願いの囀りが 温もりを失って無愛想な大気の中へ溶けていく
あって欲しい願いの囀りが 温もりを失って僕の時代から毀れ落ちていく
どうしようもない螺旋螺子の導く軌道に心を持っていかれる
知っていることは、愚かな行為に劣る
知っていることが、愚かな行為の全容を見渡す、その寸前で時間が押し戻される
役者面して忘れてしまった影の残り香とそうであった自分への惨めな誇り
もとはそうであったように、気付いた時にはその形の喪失感がまた未来へ拡がる
どんなに気付いても、どんなに気付いても、その形の喪失感が未来へと拡がり
そしてまた無くなった未来の残骸へ向けて ありもしない人生を何度も、そして徐々に続けている
釣り合わないものが等価交換される世界はあったのか
それは勿論此処にあったね
それに確かに等価ではあったよ
でもね、蒼い大気の下で色鮮やかな世界が広がっている
レンズ越しに等価のシンフォニー
蒼い大気の下には色鮮やかな世界が今日も躍動しているよ
何を失くして何を手に入れたかって?
馬鹿いうなよ
この世界で俺が手に入れたのは涙、涙、涙以外に何も無い
偽善ばっかだ
偽美徳ばっかだ
それで満足か
それで幸福か
あぁ満足だろうさ
あぁ幸福だろうさ
一緒に悲しもう
一緒に悲しむのは誰だ
なぁ弱さを知っているか
弱さを知っているのなら一緒に悲しもう
強くてもいいんだ、本当の悲しみを知っているか?
綺麗な風景が見えるだろ
一緒に悲しみを見つめていようよ
余震を繰り返しながら徐々に核心に近づいていく
形而上学的なココロは全てを鈍色に染めていく
もう現世には留まれない
自分の影だけがクッキリと見えたのは気のせいで
その時 遠くに見えた老父は影を残して建物の中へと消えていった
人の後姿から聴こえてくる音楽と音楽のあいだに揺れる
音楽の鳴ってる時間は無音の時に比べればあまりに短い
もうそろそろ寝なくてはなどと考えながら2、3度咳をして椅子にもたれ掛かる
今日も何処にも辿りつかず 沈黙の染み込んだ勉強机 乗せた指と僕の痩体
決して情熱的ではない 妙な沈黙の中 軽く咳きこみ静かに椅子に沈み込む
咳をするたび 僕の中にとらえようのない焦燥が降り積もり 部屋ごと静かに明日へ向かう
展望と閉塞が交互に訪れ 僕は熱疲労を起こして徐々に色を失う 体はより鮮やかな世界へと
物質的な世界から自分の精神がどんどん離れていくのを感じる
膨張する精神の膜のようなものが体と意識を覆いつくしていくのを感じる
自分の思念を通して世界が再構築されて火曜日のメンテナンス
鬼が電波と混ざり合い溶け出して綺麗な模様を描きます描きます描きます天然物の新鮮さを感じました
目覚めた熱い夏の空は
枯れた冬影の大地に息吹きかける
微かな記憶を残した砂粒が
今も活き活きと陽炎と立ち昇らせる
焦がれる今への愛着と
通りぬける冷たい風
失くしたはずの未来へ期待をのせて
何処までも過去の砂漠の中
何処までも過去の青空の下
輝き 吹き抜ける夏の光景に
僕の影はひっそりと
僕の影は時代の底へと取り残された
人っ子一人いないバスのターミナル 水音一つ
激しく過ぎ去っていった記憶
物静かに焼きついている
物静かに今もそこにある
確かに 突き抜けるように 澄み渡るように
物静かに横たわっている
きっと解っている
きっと同じ場所で
きっと同じ格好をして
きっと同じ顔をして
隣に座っている
でも世界はいつも無表情で鎖をつなぐ
きっと同じ風景を見ている
きっと同じように崩れていく
きっと同じものを求めている
同じように振舞って
同じように腐っていく
同じように忘れていく
同じように忘れられていく
きっと同じように求めて
きっと同じように求め合いたい
きっと同じように解り合い
きっと同じように忘れ去られていきたい
はっきりした理解のもとでしか生きていないのだ
1人でいることを望むのだから
最期まで1人でいなければならない
どんな苦痛が伴おうとも
誰よりも弱い自分と
誰よりも強い自分の
境界線が解らない
自分が解らず人の心も解らずに
存在は人形のココロ
感情など清潔な人形に添える造花
痛みの刺青を刻み込んでくれ
君のことを知らない
君の心を知らない
君の未来を知らない
君の運命を知らない下僕
人に尽くすのではなく
自分の心を尽くすということ
目を瞑ると深海が見える 僕はもう何度も此処にいた
生きていたころだったか 死んだあとだったか 或いは
深い深い遠い残光も届かぬような海の底に
記憶も歴史も約束も届かぬ深い深い海の底に
にじんでボヤけて捉えようもない想いを胸に刻まれて
静かで物分りのよい深海魚達に囲まれて
珊瑚の上に横たわる遠い昔の記憶の片鱗とその呪縛
暗い暗い何処かの星の海の底で
心を失くしそうなほど澄み切った暗い海の底で
慎み深く優しい光を灯すのは貴方達の生きた記憶
僕の記憶は此処にはない 或いはまだ完結性を帯びずに
どこか別の深海を漂っている 何処までいっても暗く重く単調に
その残照も その華やかさも その儚さ脆さも
何もかも飲み込んで そしてまたその上を古い夜が覆っていく
時間の止まってしまったような岩陰から
残り少ない命の灯火を思わせる 昔々の生きた軌跡
涙は深海の闇に溶けゆく 古い夜はいつでも此処にある
望むべくもなし 望まずして安らかに眠れ
涙は深海へととけて そしてまたその上を古い夜が覆っていく
ちっぽけであやふやな想いなど此処にはない
降り積もる数多の人々の想いに埋もれて
ちっぽけな涙は 終わりのない深海の底を目指して降りていく
今は夜なのだろうか
そんなことを考えながらページを捲った
今日は一杯だけ珈琲を飲んだ
正確な記録は取っていないが猶予が無いので
珈琲のことだけを話すことにしようと思った
静かな香りがしたので心が落ち着く
写真は一枚も取らなかったので多分大丈夫だと思う
美しすぎる世界に完敗(乾杯)
水の音にさえ心酔し(其処には深い恋がただよい底には醜い恋も堪っている)
吹き抜ける風にすら憎しみを感じる
強く願えば思念が国境越えて世界をめぐる
無闇には終わらない 無闇には終わらないはずだと
『無闇なはずないよ』うふふふ
今に見てろ 僕はギターが弾けない もしもギターが弾けたなら
ギターが弾けたら それはそれで世界も変わるでしょう
雨の音にさえ感動し(其処には深い愛がただよい底には醜い愛も溜まっている)
吹き抜ける嵐に悲しみを感じる
切なる祈りが魂となり大気を抜けて宇宙へ飛び立つ
無駄には終わってはいけない 無駄には終わらないはずだと
『無駄なんてないよ』えへへへ
今に見てろ 僕はピアノが弾けない もしもピアノが弾けたなら
ピアノが弾けたら それはそれで未来も変わるでしょう
「自分は淋しさをやっと耐えて来た。今後なお耐えなければならないのか、全く1人で。
神よ助け給え。」 (武者小路実篤著「友情」より)
何をしようか
何を考えようか
迷っています
何をしたらいいのでしょうか。何を考えたらいいのでしょうか。。
柄にもない自業自得です
禁断の妙夢は寿命が短い。あぁ…見るに耐えない、聴くに耐えない。
痛くて痛くて悲鳴をあげてます。夜の祭事が始まりました。
解っていても敢えて苦しもうと思っているなら。
そんな勇ましいものではなく
はい、そうです。図星です。ごめんなさい。
不安があるからそれが期待に変わる
次のステージでお待ちしてます
お前は衝動的だと言われて
時間軸に合わせて人格を縦に細かく裂いたような
そんな性格。時に優しくありたいと願いますが。時々憎み殺します
人間は常に必要の無いことを喋り過ぎる
雄弁は愚
真実は編み出すものではなく感じるもの
電波人になれない
電波ではない
電波ですらない
電波の中でも俺は1人
ただ今だけは電波が輝いて
崇高な光なんて「そんなものは」
ただ其処に立ちたい
理由なんて涙と一緒に体の外へ流れていった
愛して愛されたい
そんなありがちな感情が
湧き出ては 自分が見えなくなる
俺は誰よりも憧れていたに違いない
おいおいおい…
今更になって冗談はよしてくれよ、そんな感じで
本当に自分に気付くのはいつも自分を失ったずっと後か
最初からありもしない幻想を求めて
でも色々な感情を味わったよ
これは人生として素敵な何かを感じられた
くだらないものでは無かったよ
だって少なくともこんな鮮やかで強い感情はもしかしたら
これからも 死ぬまで無いような気がするくらいだから
信じられないくらい自信を失って
信じられないくらい求めて
信じられないくらい世界を広く感じて
信じられないくらい過去を振り返って
信じられないくらい未来が目の前に立ちはだかって
信じられないくらい…信じれないくらい…信じられないくらい…
信じられないくらい信じられないくらい全てが違うものに見えた
悪くない。いたって写実的だ。
悪くない。どうしてそんな所で這い蹲っているんです。
こんなことを言うときっとまた君は歌いだすだろう。
音程とリズムだけは正確だが何かに媚びているような
酷く俗っぽい、何の感慨も与えない、美学も何も無い
腐った欲望を満たすだけの人口甘味料のような使い捨て音律。
マスプロダクト。マスプロダクトに埋もれたワタクシの人生。
何も考えない。いやもう何も。何も考えないと言っておこう。
浴槽から溢れ出し排水溝へと流れていくお湯のように、
美しく気前良く浪費されていくワタクシの人生。
下らなくは無い。お前が考えているほど下らなくは無い、ワタクシの
夢の中に黒犀が現れては同じ言葉を繰り返す。何の発展性もなく
あくまで便宜的な夢だ。それは夢ですらない。まさしく自分の余計な
ハリのごとき部分を削り調整するために大量生産されたような夢
きっとこの黒犀は何処かちっぽけな工場で作られてベルト
コンベアーに運ばれてここまで辿りついたんだろうね。
洗練という言葉は最早死語のようだ。偶像崇拝。高度に多角化肥大化した
欲望の宮殿が建設されるに到っては、偶像崇拝は滑稽そのもの。
一時的にせよ、安定と混沌の使途。寧ろ人は混沌をも好む。小学生でも
知っている。だから高尚な凡人は敢て偶像崇拝を否定し時に激しく非難する
よもや侘しい。ワタクシに到って。よもや。嗚呼侘しきかな。
カナリア。カナリアン。ゾーレ。味覚も嗅覚も腐っているのさ。
料理の味を文字で表現しようなど愚かなことだ。壮大なる戯れ。慎み
深い反抗期のポメラニアン。新任教師。ワタクシはいつも自問している
そうだ、南北戦争について勉強しよう。そうしよう。
ひまひまぷぅ〜
俺は努力も達成感も栄光も意義も何も必要としていないし
人間にも物にも特に興味はないし
人類の発展にも滅亡にも宇宙の真理にも興味は無いし
誰が死のうが誰が蘇ろうが知ったことではないし
何を追及しようとも何をせん滅しようとも思わない
俺は死ぬまでの下らない時間をどうやって無駄に使っていこうか
それくらいしか考えていない。
こんな俺と話しても得るものなど何も無いし、俺も得ようと思ってないから
俺の考えが理解できない人は俺に関わる必要も無い
それでもいいというよほど暇な人だけ俺と話そうぜ、みたいな感じ
「でも忘れない人間もいる」と彼は言った。
「たぶん」と僕は言った。
羊男「踊るんだよ、音楽の続く限り。みんなが関心するくらいに」
特に思考はこだましなかった。
━━━羊男はもういない━━━
僕はもう固まってしまったのだろうか
此方の世界とあちらの世界の境界を感じることも少なくなる
物事の表面は徐々に強張っていき、メッキされた虚しい統一感だけが残っている
重い。重くはない。軽くなっていく。
ハイビスカス?本の栞。
僕にとってのリアルの世界はもう失われたようです。
人はこれを寿命というのだろう。
肉体の寿命と精神の寿命。ほんの少し何かのバランスが崩れて消えていった。
寿命という概念もまた一つのメリーゴーランド
本当に久しぶりにリアルの空気を吸っているよ
音楽のメロディーがリアルの空気を震動させて伝わってくるのを感じる
偽りではなく何億年も前から此処にあった法則が僕の周りの空間で活性化していくのを感じる
それと同時に恐怖の観念が花瓶の中で咲き誇る
今が人生の光を放っているよ
今こそ大事な時間だ
そう思う時に向かって手をかざします
どうですか
どうですか貴方存在
劣等な価値観と引き換えに人類の光は射し込んだ
真の人間は無の苦しみに耐えられない
耐え切れた者はいない
そう耐え切れた者はいないんだ
大多数の猿が祭りを盛り上げる
その中を苦しみにのたうち回る
何かがいる
その何かは確かに何かを見るが
何も見ずに何も残さず何かが進んでいく
戯言が我々の周りを取り囲み何かを伝えようとする
耳を傾ける必要はない。何の助言にもならない。
それは確かに何処にでもあるもの。今まで何処にもありえなかったもの
虚しく美しい。下らなく美しい。
耳を傾ける必要はない。何の助言にもならないが拭いがたくいつも我々を取り囲む
下らなく美しいものは確かに存在し我々はその中でのたうちまわりながら
時間の襞の中に溶け込んでいく。耳を傾ける必要は無いが消すこともできない
戯言は戯言でしかないが我々もまた戯言でしかない
苦しみを克服しようとしてはいけない
そして克服することはできない
嘘で華やかに飾られたパーティーに招待されるかもしれない
それを楽しむのはいいが惑わされてはいけない
君は苦しみから逃れられないことを知っている
そしてパーティーはやがて終わる
戯言もそこで終わりを告げる
苦しみから逃れられなければ華やかさは意味を持たず
苦しみは使命ともなり そもそも出発点が違うのだ
戯言は戯言として邪魔をすることもない 干渉するな
苦しみはいつもそこにあり逃げることは叶わない
それも楽しいのではないか
戯言に耳を傾けるな
我々は死を請負いし者達
死の狭間で生を調整せし者達
無の苦しみから目をそらすことが「できる」者達は唯の猿だ
まだ人間の域まで進化していない
破戒されても構わないから氷づけにしてくれ
薄暗い雲から垂れ下がった鎖で繋がっている俺と悪魔の使いは愛し合う
鎖で繋がっている俺と鏡の中の虚像、生々しい虚像に想いを寄せる
悪魔の笑みと俺の笑み、自己愛の鎖でがんじ絡めの虚像に恋した
仕様が無いことだ。世の潮流には波長が合わないよ
勿論人間の波長は俺の中に音を宿す気も無いようだ
結局俺の壁は必然的に安物の愛を排斥している
私は私として多少は変化もするがその壁は依然としてそそり立つ
同じ世界を見ているものでなければ愛せない愛されない
貴方の声がどんなに美しくとも、心惹かれようとも
唯幸福なだけの愛は要らない。貴方の見ているものを僕が受け入れよう
でなければ寂しくて堪らない。互いに絶望するのだろうそれでも
だから苦しみが解る。だから喜びが解る。癒しあうこともできる。
だから互いに絶望することもできる。最後のその日まで一緒に見届けたい。
貴方のその無機質で共感に満ちた愛を受けて、闘うこともできるかもしれない。
腐った鎖を振りほどいて終わりが見えたこの世界で貴方を守り続けること、もう一度だけ
その時のために俺は俺のまま俺じゃないものへ。血に染まった武器を持とう。それでいいのなら。
嫌われても誰かの口笛に耳を澄ませて。そのメロディーを心に留めたい。
無視されても誰かの足音に耳を澄ませて。その行く先を見つめていたい。
斬りつけられても。その傷を見るたび思い出す。
嘲笑われても。目を瞑れば脳裏に浮かぶ。
僕の失ったもの。僕の得られなかったもの。それら全てを身に纏って
鮮やかな世界に包まれて其処に立っている。取り戻せない記憶、未来永劫目の前にある
失ってしまった世界への架け橋のように。渡ることは叶わない。何処にあるのかも忘れてしまった。
忘れなさい、忘れなさい、と誰かが言う。忘れなさいと神が言う。
うるさい、お前の声など聴こえない。お前の世界になど行きはしない。
架け橋はまだ何処かにあるんだ。俺はまだ夢を見ていたいんだ
残念とか無念とかちっぽけな言葉は要らない。少しだけでも理解してくれないのか。全く以って。
仲間はいた。ある時は友として、ある時は小説の主人公として、ある時は古書の一文として。
でも今は駄目だ。それは余りに無力だ。何の言葉も語らず何の音色も奏でない。
俺はどこまでも無力だ。頭を柱に打ち付けて自分を痛めつける。この無能力者が!
俺の理性は落ち着き払い、薄笑いを浮かべながら俺を見つめている
お前は無力であるべきだと。そして多くは語らない。
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