「ここはどこだ・・・?」



たどりついた場所は森。由依は顔をうつむいたまま何も言わない。那都稀は呆然と見とれている。



「由依さん・・ここは・・・?」



那都稀の言葉に我にかえったらしく俺達を見た。いおうとした由依だったが・・何も言わない。うつむいたまま俺を見る。俺を見た。だが、彼女(ゆい)は・・何も言わなかった。



「葉夜都・・上を見て・・上は水。下は・・土・・空がない・・よ」



那都稀がいったとおり、上は水。下は土だった・・。上は空ではなかったのだった。二人は上を見た。何故自分達がこんなところにいるかを考えた・・。そもそも、由依の行動に驚く二人だった。



「由依・・どういうことだ・・?答えろ!」



由依はじっと葉夜都を見てポソッとしゃべった。



「貴方達は真実を知らなければいけない。多分、貴方達は追い込まれるわ・・でもね、貴方達は知ら

なければいけない・・。貴方達はそれでも・・「人を大切に思う事」が出来るのかどうか・・試練なのよ!」

由依はみた・・。二人にいった・・。二人はかおをみあわせていった。



「それでも・・「人を大切に思う事」が出来るのかの試練・・・・?」



二人はまだ何も知らない・・。全てが“謎”に再びなる・・。「人を大切に思う事」が出来るかの試練とは一体・・?







          第8章:思い出した記憶。二人の試練。







「どういうことなんですか・・?」



那都稀は由依を見た・・。由依は・・



「私が貴方に出来るのはここまでなの・・。私は全てを隠してた・・まだ、隠していることはたくさんある。でも、貴方達が「真実」を知ったときに全てを教える・・その時まで私は会いません」



そう、由依はいって「空」(みず)の中にはいって帰ってしまった。だが、どうみても、水までの距離は遠い。だが、由依は簡単にはいっていった・・。これは一体どういうことなのだろうか?



「由依さん・・どこまでかくすつもりなんだろう?」

「那都稀!彼奴!波進だ!!」



葉夜都が指さした方向には波進がいた。波進は二人を見て笑った。

「由依は貴方達にこの日までずっと隠してきたことがあります。それは「真実」・・まあ、しってしまえば貴方達がどうなるかは解らないのでいっておきますが・・那都稀・・・貴方は葉夜都の側にいない方がいい・・。じゃあね」



「待て!!!」



葉夜都の言葉より早く、波進はどこかへいってしまった。二人は呆然と顔を合わせる・・。由依と波進はあったことがあるかのように話していたのだった。二人は「何故知っている?」といいたそうなかおだったのだが、波進の姿は見えないのでいうことはなかった・・。それから、葉夜都と那都稀はどうしたらいいのか相談した・・。何もすることがないというか・・ここのことは全く知らない。何も知らないから・・。



「ところで、由依のいってた「真実」ってなんだ?」

「え・・??何も知らない僕にいわれても・・波進君にいわなきゃ・・って僕に聞かせるためですか!?」

「何をだよ・・」



葉夜都ははあっとため息をついて横になった・・。那都稀は葉夜都の隣にいた・・



「「真実」をしるためにここにいるの・・?」



少女の声がどこからか聞こえた。葉夜都と那都稀は辺りを見回した・・。



「ここ・・私、未珈砂(みかさ)」



少女はじっと那都稀と葉夜都を見た。二人も自己紹介をした。



「「真実」ってなんなんだ!?」

葉夜都は少女・未珈砂(みかさ)に聞いた。未珈砂は驚いた顔をしていった。

「・・あのね、真実っていうのは自分が知らなくて、魔王や神・・それに使えるものが知ってるの。貴方達は「真実」を知らない方がいいよ・・名前が「なつき」と「はやと」なんでしょう・・?それは・・」



未珈砂はその後の言葉を言わなかった。そのあとは誰も聞かなかったそれも「真実」のうちにはいるんのだった・・。

未珈砂は二人を見つめた。見つめてこういった「魔王の城へ」・・・と二人は聞く。未珈砂は・・



「魔王の城へ行かないと「真実」は解らない・・ただ、貴方達は「絶望」が待ってる。」



そう、未珈砂はいった。那都稀と葉夜都は二人で思った「絶望」とはなんなのだろうか・・と葉夜都は笑唯梨を失ったときと同じ気持ちなのだろうか?那都稀は柚那がいなくなり、母親に嫌われたこと・・。人々はそれぞれ、考えた・・。

だが「絶望」という意味を知っていても、本当にそれなのかは解らない。



「・・僕はいく・・。ねえ、波進君がいってたんだけど・・僕が葉夜都の側にいない方がいいってどういうこと?」



那都稀は未珈砂に聞く。未珈砂は・・



「由依。彼女は魔王と神に仕えるもの。二人は真実を知ってる。貴方達は自分で見つけるべき」



未珈砂はいった。二人は「その場所を教えて」といった。



「いいよ、こっち・・私、貴方達と共に旅する。」



未珈砂の後をついていく二人。謎はどんどんと広がっていく。



「ねえ、葉夜都、那都稀・・貴方達はチーサイころからいたの?」



未珈砂は不思議そうに訪ねる。



「なんで・・?」

「とても仲良し・・それに、互いのことを分かり合ってる気がする・・」



未珈砂は微笑んだ。未珈砂の年齢はどうみても12,3歳だ。



「うん、幼なじみだよ・・ほとんど・・ね」



那都稀はいった。未珈砂は・・



「幼なじみだからこそ、絶望が待ち受けているのね」

「・・・え゛?」



葉夜都はいつしか、さきにいっていた。那都稀と未珈砂は追いかけた・・。



 『幼なじみだからこそ、絶望が待ち受けているのかもね』



(未珈砂は全てを知っている・・真実さえも・・僕はまだ葉夜都に騙していることがあるから?それとも・・まだ、僕の知らない謎があるというのか・・?・・『幼なじみだからこそ』・・僕達の絆は途絶えようとしている・・・。『絶望が待ち受けているのかも知れないね』・・それは本当だね・・。例え、僕が知らない未来があろうと関係ない。僕が葉夜都にはまだ話していないことが多い・・。それだけで、終わればいいって思った・・。気になる文字は・・・たくさんある。僕が・・葉夜都に騙していること・・それと、僕の知らない『真実』・・その『真実』が・・全てを途絶えてしまうのか?

そして、由依さんのいっていた『それでも、「人を大切に思う事」が出来る?』って言った言葉・・僕達は「人」を大切に思ってはいない・・。なのに・・どうして?由依さん・・僕には何も・・・・。)



「那都稀・・?」



葉夜都の声で僕ははっと我にかえった。



「・・どうした?何考えてるんだ?」

「・・・なんでもないよ・・なんでも」



(幼なじみ・・だからこそ・・か。あたってるなぁ〜)



那都稀は、そうおもいつつも、葉夜都と離れることは決心はしなかった。



「那都稀?どうしたの?葉夜都待ってるよ?・・・那都稀」

「うん・・・」



(はあ、由依さんも隠して・・唯一隠していないのは・・葉夜都だけ?葉夜都は隠すことはない・・?いや・・でも、何で隠してないんだろう・・?)



那都稀は、独り言のように思いながらも、てくてくと歩いていた・・が。



「那都稀・・・・・町だぞ!ほら・・って那都稀?」

気づくと、那都稀はいなかった。俺の後ろには誰もいない。未珈砂も那都稀も・・俺は一人で街の中をうろちょろすることにした・・。でも、変わった街だった・・。全てが紫とピンクと赤の家で、お店などは全部水色。俺は見とれていつのまにか街のまんなかへんまできていた・・・。



    その頃の那都稀と未珈砂

「あ・・葉夜都がいない・・街の中・・?」

「どうして、真実を言わないんだ?どうして魔王の城なんだ・・?」



那都稀は未珈砂に聞いた。



「はあっ・・貴方・・魔王の城に行けば人間界に帰れるのよ?」

「由依さんは空へ向かって飛んで帰った・・。」

「・・あのねぇ・・一般人が飛ぶのは無理でしょう?だから・・・・え?」

「だって、僕普通の一般人じゃないもん。僕、少しだけ波進君に教わったんだ・・。だから、何も知らないのは葉夜都だけ。葉夜都は運命を逆らおうとする・・。だけど、きっと、葉夜都は・・笑唯梨を思い出す」

「・・・何を言っているの?」



未珈砂は那都稀を見た。那都稀は空を飛ぶのをやめて、未珈砂を見た。そしていったんだ「真実を教えて」・・・と







   =その頃の由依=

「・・どこにいるんだろう、今、歯車がなったのよね・・」



(私、馬鹿だ。大好きな弟(はやと)を二度とかえって来れなくしようとしているのかも知れない・・。彼が真実を知るのが遅すぎたから・・?ううん、違うの・・私ね・・葉夜都)



「・・那都稀は知った。今、真実を・・」



波進は由依の側で笑いながら言った。



「え・・まさか、未珈砂が教えたの!?」

「はい、彼は隠していることに気づいている・・。だけれども、未珈砂は一部分しか教えていない。」



波進の言葉に由依は驚いていた。



「・・・・・・っ」

「・・平気だ。魔王の城についたとき・・全てを知るのだから」

「・・でも・・・っ!!!」

















その頃の葉夜都は・・



「すっごいまちだ!でも、カネが違うな・・表示がカネー・・だもんな。」



俺には払えない。って那都稀達どうしてるかな〜。



「っ葉夜都!!」



未珈砂は走ってきた。俺が聞く暇もなくしゃべった。



「・・・どこいってたの!?」

「どぅわ!?」



葉夜都はあまりにも急なのでビックリしてしまった。那都稀が後ろにたっていた。その瞳は葉夜都が見たこともないような・・・・そんな瞳だった。そんな瞳で葉夜都を見る。そして那都稀はいった。



「あれ?葉夜都、どうしたの?」



いつもどおりで・・何かが違うような那都稀・・。だけれど、普通の那都稀・・・。



「街見た?僕まだなんだ〜〜」



そう、二人(さんにん)の冒険が始まった。由依と波進。そして未珈砂。三人は誰が何に使えるものなのだろうか?



「ねえ、未珈砂はどうして「魔王の城」へ向かうの?「神の城」へは?」

「神の城は一般は入れないわ。それに、葉夜都のようなふつ〜〜〜〜〜〜〜のに〜〜〜〜んげんにはね」

「よけいなお世話だ・・・っっっっ!!!」



俺は普通の人間だ。しかも、嘘なんてまっぴらにつけない。那都稀や由依・・みんなのようには無理なんだ・・。

笑唯梨を由依として見てるって事も・・みんなにばれてる・・。嘘も知らないふりも・・そうなんだ。

俺は・・何も出来ない。何もしてやれない・・。



「・・・はあ・・雨・・ふってきたぞ?」



俺達は気づくと雨のしたにいた。雨は激しくなってくる・・。俺達は・・しばらくの沈黙を得た。



「雨を見たのは久しぶり・・この頃は見てなかったんだ・・。ねえ、由依さんはどうしてここにはこないの?」



那都稀は未珈砂を見る。



「私じゃないわ・・由依に聞いて」







   =その頃の波進=

「だってよ?由依。那都稀と葉夜都は君を待ってる。君を必要としている・・」



波進は由依を見た。由依は波進を見た。



「・・・波進は・・?」



波進は首を横に振った。由依は波進を見ていった「でも、今更どうやって?」という由依。



「僕に聞かないでください・・僕は行かないよ。だって・・僕は未珈砂(かのじょ)さえもだましているんだから」



波進は笑った。だが、とても寂しそうな笑い声。由依は波進を見ていった「私は会わない。真実を知るまで」・・と

波進は何も言わなかった。波進はそしてポソッとささやいた「僕はみんなに嫌われて言い存在なんだよ・・」とだが、とても小さくて聞こえないくらい。



「・・・そんなことないのに・・波進、貴方はそんなに悩むことをしたの?」







   =その頃の那都稀達=

「ねえ、ここのお金は未珈砂持ってる?僕達はここの世界はあまり知らないし・・」



那都稀はとても情けなさそうに未珈砂にいった。



「あるわよ。ふっつ〜の人間共。ただし、日本のお金円で私にちょうだいね!1000円よ」



未珈砂は宿代は1000円だという。僕と葉夜都は1000円未珈砂にあげた。未珈砂にすすめられた宿に泊まることにした。



「未珈砂!待て!ここは20歳以上って書いてあるぞ!?俺と那都稀はまだ・・」

「・・・でも、お兄ちゃんは17歳だけどはいってたよ?どうして・・かな?」



17・・那都稀・・か。那都稀と同じ歳の奴がこいつの兄だとすると、こいつはもっと下だな。

俺と那都稀と未珈砂はその注意書きを読まなかったことにしてはいっていった。20歳以上と書いてあるのに何故か20歳未満の者達ばかりだった・・。



「ねえ、未珈砂・・君のお兄さんは?」



那都稀は不思議そうに未珈砂に聞いた・・。



「生きてるよ、でもね、会いに来てくれないの・・お兄ちゃん、とても優しかったのに・・最近は嘘ばかり。私の誕生日にさえもかえってきてくれない・・。お兄ちゃん・・私の事が嫌いなんだよ」



未珈砂はそういった。



「お兄さんの名前は・・?」

「・・・・・覚えてない」



未珈砂はいった。俺達はそれ以上のことを詮索するのはやめた。未珈砂はとても寂しそうな表情をした。一人にされる気持ちはよく解る・・。でも、俺の側には那都稀がいた。由依がいた・・。だけれど、未珈砂は誰もいない・・。誰も・・・いないんだ・・。俺達は宿の部屋へついたのでそこでくつろぐ。8畳ぐらいだ。三人はさすがにせまいような気もするが。



「お兄ちゃんね、魔法が使えるの。空中にうけたり、瞬間移動が出来たり・・・するんだよ・・っ」



未珈砂は笑った。とっても嬉しそうに・・



「お兄ちゃんの得意技たくさんあるの・・。でも、お兄ちゃん・・遊んでくれなくなった・・。魔王の城を破壊しちゃえば・・お兄ちゃんは元にモドル・・。それしか、希望が持て・・なくて」



未珈砂は泣き出した。俺達は未珈砂が寝付くまで起きていた。







   =その頃の由依=

「未珈砂・・あんたの何?」



由依は波進にいう。



「未珈砂だとばれていましたか・・?」



波進はクスクスと笑ってた。



「・・あんたの妹が未珈砂だっていうの・・?」



由依は波進を見た・・。波進はゆっくりと答えた。



「そうです・・でも、未珈砂にあってはいけないから・・あの二人が真実を知るまで・・あってはいけないんです」







  =その頃の葉夜都達=

「寝たね・・よかった・・未珈砂・・歳いくつなんだろ?」



那都稀は不思議そうにいった。葉夜都は反対に即答した。



「12歳。あの子の行動と弱さ・・それに寝付けないのは子供だけだろ?」

「・・・・12歳でもそれはないと思うんだけど」



(僕は違ったからね・・それにしても未珈砂のお兄さん・・どんな人なんだろう・・?未珈砂が愛おしそうに話す人。

未珈砂にとっては大切な人。未珈砂にとっての源。それが「お兄さん」なのかもしれない・・。

僕達の真実・・か。)



「こんばんわ、那都稀君」

「は・・・・・っ!?」



葉夜都はコンビニまで行っていていまいるのは寝ている未珈砂と僕だけ。にしてもどうして波進君が!?



「ひとついいますよ・・未珈砂を起こさないでください。彼女が起きると面倒ですからね・・」



那都稀は起こさないようにそっと部屋から出た。そして、波進が空中に浮いていることに気づき、驚いて声が出なかった。



「ど・・うして・・浮いてるんですか?」

「由依はとても恐れていることがある。あなた方が傷ついてもうかえって来れなくなることを・・もう、かえってこなくなることを・・とても恐れている。恐れた故に彼女は自分から貴方達を手放した。悲しさが増幅し、彼女を苦しめる・・・。貴方はそんなとき、どんな行動をとりますか・・?」



波進は丁寧な言葉遣いで淡々と話していく。どして、那都稀に聞く。



「そっと側にいる。音も立てず、声も出さず、彼女(ゆいさん)を見守る」



那都稀ははっきり答えた。波進はクスッと笑った。おもしろそうな顔をしている。



「君は素直だね。君自身が思っていること・・彼女に伝えるといい・・」



波進はそういって一瞬にして消えた。那都稀は呆然と見ていた・・。声は出せなかった。あまりの出来事に・・そして波進は由依を知っているかのように淡々という。那都稀は由依がまだ、この世界のどこかにいるのかと思い、走った。葉夜都のことも未珈砂のことも考えず走った。由依を追うかのように・・



「由依さん!!」



(僕は、たどりついた。由依さんのいる場所に・・・・!!。)



「那都稀・・・・」



由依は見た。由依は彼を見ていた。そして・・由依はゆっくりと動いて那都稀の側に来た。



「・・うして・・?私・・いつだって嘘ついてたのに・・っ!!」



由依は叫んだ。その後は何も言わない。僕は何も言わない。由依さんを見つめるだけ。見つめていった。由依さんは僕を見ながら泣いた。何を泣いているのかは由依さんから全てが伝わってくる・・。葉夜都、君は何を望む・・?







  =その頃の葉夜都=

「ったく。どこいった・・馬鹿那都稀。俺、ほんっと駄目だ」



葉夜都はベッドにはいった。那都稀はいつかはかえってくるだろうとそんな思いをして、先に寝付いた。かれこれ一日が過ぎようとしていた・・。



「・・那都稀、かえってこなかったのか・・・」



俺は空っぽのベッドを見た。そして、外を見る未珈砂。俺は未珈砂を見た。未珈砂は驚いた表情(かお)をしているみたいだった。だが、未珈砂は走って部屋の外に出た。俺は寝ぼけていたせいかおいわしなかった。俺自身、自分の事がよく解らない。なんでか、わかんないんだ。何がなんなのか・・全てが“謎”に包まれてきた気がして・・ほんっとに・・・

「謎に包まれているから・・由依さん、どこいったか知ってる?」



目の前には那都稀がいた。



「馬鹿!どこいってたんだよ・・・っ・・って由依・・にあったの・・・か?」

「うん、朝になったら逃げられちゃった」



那都稀は笑っていった。葉夜都は見つめた。那都稀を見つめていった「どうして、俺の知らない居場所が多いんだ?」という。那都稀はどうやって答えたらいいのか迷っていた。



「葉夜都どうしたの?那都稀、由依にあったんだ?」



未珈砂は二人を見た。



「さっき、誰か知ってる人がいた。会ったことのある人が・・っでも、でも、私解らないっ・・あの人が誰だったのか思い出せないの・・彼は誰?貴方(あのひと)は・・一体誰なの?私、解らないよ・・・。思い出せないの・・」







   =その頃波進達=

由依と波進は木の上に座って話していた。



「記憶隠蔽?それとも、顔を忘れさせただけ?」



由依は波進をにらみつけた。波進は少し笑っていった。



「記憶は隠蔽してないよ、ただ・・ね、忘れてもらった方が便利だ。両親の顔は特に・・」



波進はいった。由依は波進を見つめていう



「何があったかは知らないよ、でも、未珈砂って12歳なんでしょう?・・兄のあんたがしっかりしないと・・」



由依は波進にいう波進は笑った



「無理に決まってますよ・・あえば鍵が解かれてしまう・・無理に彼らの記憶が元に戻る。真実を知ってしまうんですよ?」



由依ははっとしたような表情だった・・。



「貴方・・未珈砂が葉夜都達に近づくのが解っていたの・・?」







  =その頃の葉夜都=

泣いている未珈砂を抱きしめる葉夜都。未珈砂と葉夜都。那都稀はただ二人をみていた。いつも、見ているだけだった。

笑唯梨の時も、由依の父親の時でさえも・・自分は何も出来ない。そう、思っている。

「僕、湖があったから、そこにいってくるね」

那都稀はそういって一人で湖へと向かいだした・・。たった一人で



『那都稀』



一瞬那都稀は後ろを見た。誰かに呼ばれたような気がしたからだった・・。



『那都稀、ここ、ここ』



後ろ見ても誰もいない。那都稀は不思議に思った・・。



『見えない?那都稀・・』



「・・・・君は・・」

那都稀の目の前には木々しかたっていなかった。だが

「君は・・誰?」







              <第9章へ続く>



―――――あとがき――――――です。

お話しがさっぱりすっぱり変わってしまいました〜〜。

那都稀君はまだ隠してるし、由衣ちゃんもね。あと、波進と未珈砂が兄弟・・それはいま創りました。

那都稀の第9章での行動をお楽しみくださいね。葉夜都君が少しづつ主人公からはずれている気もします。

最近は那都稀の話題で「GO!」ですね・・。第9章もいきなり、展開をがばがばかえるやも・・(駄目だってば!!人気落ちるよ!いや・・多分、最初から人気ないと思うけど・・!!!)

そうだよね、小学6(12)がかいた小説だもんね・・・・・(あ〜だんだんといじけてきてしまった・・)

はあ〜、だんだんと楽しさが減っているようなきもしますけれど・・楽しくよんでもらえないやも・・な感じなのですが楽しくよんでもらえたら嬉しいです!!よろしくおねがいします。

第9章をお楽しみください!(楽しみにしていませんか・・??)



   第9章のあとがきへ続く


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