ー序章ー
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
村は燃えてる。俺は呆然と立ちつくすだけ。俺は何もしてやれなかったんだ。
「助けて・・・・っ」
彼女の声を聞いているだけ。俺は何も出来なかった。目の前の状況を認められなかった。
「助けて・・」
彼女の声がとぎれていく・・。俺は何が起こっているのか判断できなかった。
何も出来ずに、みているだけ・・それは一体何になる?それは一体・・なんなんだ?
俺は、何も出来ないままで・・いいのだろうかーーーーーーーー・・・・?
「・・・・フ・・・・ェ・・た・・む・・れを」
「・・・これを・・俺にくれるんですか・・?」
俺の涙は止まらない、悲しみは増え続けるばかり・・・あの日から、ずっと・・。
「フェアリ。あそこを何のために目指すの?」
妖精のような少女は少年にいう。少年は妖精のような少女を見ていった。
「アイディ・・なんのためって・・それは、まだ内緒だ」
少年は妖精のような少女・アイディはフェアリにいう。
・・
「内緒?フェアリ。でも、それは貴方しか知らないものなのよね・・彼女さえも知らないんだから」
アイディの言葉に反応するようにフェアリは言葉を発した。
「・・・・・・・・・彼女は、あの事件とは関係ない。関係ないんだ・・っ」
フェアリはアイディを見る。
「・・そうね、フェアリ。だけれど、彼女はそう思っているわ。彼女に、貴方からいわなければいけないと思うの」
アイディはいった。フェアリはじっとアイディを見ていった。
「・・今はいえない。俺は、冒険をして全てを思い出す。アイディ。このことは、内緒だぞ。父上や母上にも」
フェアリのいったことを認めないかのようだったか、アイディはコクッと頷いていった。
「解っているわ・・フェアリ」
二人は少しづつ歩いていく。そして、何時間も過ぎていく・・。アイディはフェアリの後をついていく。不安げな顔で。
「アイディ・・記憶☆街(メモリー・シティ)がみえてきた。食事はどうだい?」
アイディは“ううっ”といたような瞳でフェアリをみる。そして・・
「食べる・・っフェアリのおごりだよ?」
「・・・・・・・・・おごるもなにも・・アイディはお金を持っていないだろう?」
フェアリは呆れたような目でアイディを見る。アイディは“そうだった!”といったようだった。フェアリとアイディは店へと入っていった。 ドンッッ
「ごめんなさい・・っ大丈夫ですか!?」
「え?ああ、君こそ大丈夫?スカートにジュースがこぼれてしまったみたいだ。とれるしみだとよいのだが・・」
フェアリは少女にハンカチを渡した。少女の反応は・・
「え゛!?お客様にもらってしまっては駄目です!!ええっと、おふたりさ・・」
少女はアイディを見たとたん、気絶してしまった。
「ええっと、大丈夫・・じゃないみたい・・ですね」
フェアリは少女を見ながらいった。店員はかけつけて、その少女を抱き上げていった。もう一人の店員がフェアリにいう。
「すいません、お客様。彼女は珍しいものを見ると気絶してしまうんですよ。すいませんね・・」
これが、最初に来た僕への災難だったりするのだった。だが、そんなことがあろうとは僕も彼女も・・アイディさえも知らない。誰も災難とは思わないかも知れない。だがそれは僕にとっての災難へとつながっていく・・・。
冒険☆思いでー序章ー
〜悲しみも始まり。寂しさとの別れも〜
「お兄ちゃん、遊ぼう?あそこで・・浜辺でね・・っ」
リゼナは僕にいう。僕は「解った」と答えると少し急いで走った。もちろん、リゼナが走ったから。
「お兄ちゃん・・・・っ実は、今日はお兄ちゃんにこれを見せるため・・・」
「リゼナ・・・っ!!!」
ド・・・ン
「・・・・・っお兄ちゃん?お兄ちゃん・・っねえ、お兄ちゃん!!」
少女の涙。少女は悲しんだ。少女は泣いた。兄・フェアリをみながらないていた・・。
「重傷ですね、怪我の完治などがしばらくかかりますし、それに、彼、記憶喪失になったんでしょう?」
少女をかばった兄は怪我が非道かった。それに、記憶までも失った。
「ごめんなさい・・っお兄ちゃん・・・・ごめんなさいっ・・ごめんなさい。」
少女は病んでいった。少年のことを思い、どんどんと病んでいく・・。少年が退院したのは、三年後だった・・。
「フェアリ・・っ何をしているんですか・・っ」
アイディがおこす。ちょっと、不機嫌そうだった。
あーーーーーーー最悪。記憶を失ったとこまで覚えているのか・・いや、思い出したのか。だけれど、二人の大切な思い出“冒険”を忘れてしまったんだ。一番、大切な記憶のはずなのに・・それを忘れてしまったんだ・・・。
「フェアリ?何故、黙っているの?」
「・・・・すまない、ちょっと思い出してしまったから」
あの日、俺は記憶喪失になっていて、思い出を忘れてしまって・・怪我が凄くて三年でやっと完治したというほどだった。その、事故がおきてから俺は病気がちになって、よけい体調が悪化して・・今はなんとか薬のおかげで平気だ。
「思い出したの・・?あの日の事を・・ねえ、やっぱり、家にいた方が良かったんじゃないの?だって・・」
俺は病弱になってしまっていた。だが、俺は“大切な思い出”を思い出すために冒険する。俺は両親を無視して家を出てきた。本当は体調が悪化して、寿命がへることもしっている。だが、俺はでた。もちろん、リゼナもとめた。だけれど、俺は探すんだ。俺は、今まで何をしてたかをおもいだしたいから。思い出したくても・・駄目なのだろうか・・?
アイディもとめたんだ。“寿命減らしてまで思い出してどうする”って・・でも、それは得しないか?前よりもっと、思い出を増やす。思い出が増えて、新たな人と出会う楽しみさを・・思い出したいんだーーーーーーー・・・・。
「いや、俺は新たな人と出会う楽しみさが好きなんだ・・っ新たなものに出会うって良いだろう?」
俺は笑いながらいった。
「・・・・リゼナさんの気持ちも考えてください・・っリゼナさんは何故、貴方の事で泣いていると思いますかっ!?貴方の寿命がへってなくなったら、あの子はもっと傷つくんですよ・・・っっ!?」
「・・・俺には関係ない。さてっと、次の街向かうか・・」
「すいませーん」
さっき、俺にぶつかってきてアイディを見て倒れた少女が俺達めがけて走ってきた。
「私、マリアナ=ガンゼブルック=マイと申します。マリアナとよんでください、14歳です・・先ほどは失礼いたしました」
「いえ、俺も貴方にぶつかって、スカートを汚してしまいましたし・・」
「貴方、おいくつですか・・?せっかくなのでバイト・・じゃなくて宿に泊まっていきませんか?もちろん無料(タダ)です」
あの少女・マリアナは俺にいう。マリアナは何かを勘違いしているのか・・?
「じゅ・・17だけど?それが何か?」
・・
年齢関係あるのか?マリアナは14か。リゼナ・・じゃなくて彼女より、一つ年下だな。
「17で旅してるんですね・・っうわぁ、尊敬します」
マリアナは淡々と話を進めていく・・。何が言いたいのか解らないが少しつっこんだ。
「いや、本当に旅したのは11歳なんだけど・・。その時は妹と一緒だったんだ」
妹・・・・彼女は俺と共に旅をした。その思いでは忘れてしまった・・どんな思い出がつまっていたのだろう?
「・・・・・・・・・・・・・え?」
マリアナは俺を見た。じっと、じっとみつめていった。
「覚えてませんか?六年前、リゼナちゃんとフェアリさん・・にあったこと・・もしかしてひとちが・・っ」
「・・・・・・・・・っ」
いえない・・っ俺が事故にあってリゼナが魂の抜け殻のような存在になっていると・・っっこれは無視するべし!
俺は走ってしまった。マリアナを傷つけたかも知れない。だけれど、俺は・・・おかまいなしにはしっていった。
「・・マリアナ=ガンゼブルック=マイ・・か。思い出せねぇ・・彼女は覚えてるんだろうな」
俺はふと、家の外にはってある、記事を見た。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
▽■6078年、11歳の少年がここの街にやってくる魔物を退治した。
▽我らが、1000人になっても勝てなかった魔物を小さな11歳の少年が
▽いとも簡単に倒した。これには我ら街人達は驚きだった。
▽我らはもちろん、祝福した。彼らを祝った。もてなした。だが、少年は
▽断った。てれやなようだった。我らは無理に出席させた。だが、
▽嫌がる少年はとけ込んでいた。我らは楽しく少年と遊ばせてもらった。
▽■6080年、当時、11歳だった少年が事故にあったそうだ。
▽妹の少女をかばって重傷を負ったそうだ。三年も入院していたらしい。
▽我らの英雄は病弱化してしまったらしい。だが、今度来たときもてなそう。
▽そう、我らは誓った。
▽■6084年、当時、11歳だった少年は退院して、寿命が短くなるにも
▽関わらず、冒険をしたらしい。事故のせいで記憶が曖昧になっていて
▽それをとりもどすためとかの話だった。我らのところにもいつかとどくの
▽じゃろうか?我らはもてなすしかできんがな。
▽■6084年、その少年の名前が判明。
▽フェアリ=シアス=インディーという名前じゃそうだ。現在17歳。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
!!?
俺の名前・・俺が魔物を倒した!?
しかも、この記事長い!!大体どうして「6080年」にかいたのに三年後に退院って知ってるんだよ!!
大体、この記事何かが変だ。どうして、こんなに変なのかは解らないけれど・・。
「思い出したいのに、彼女の事で・・いえない」
なんでこんなことでなやんでるんだろう?でも、彼女は心を開かない・・本当は一緒に冒険しようっていいたかった。
でも、彼女にいってはいけないんだ・・・っ!!いっては駄目。駄目なんだ・・駄目なんだよ。
「・・・フェアリさん?」
「アイディ、話したのか?」
俺はアイディをみる。ぎくっといったような表情で俺を見て頷く。
「ったく。ところで、あの記事・・本当か?」
俺は記事を指さした、マリアナははっとしたような表情でそれをみた。
「・・・そ、それは、貴方です。紛れもなく、本当の記事です。我らは嘘はつきません」
マリアナは少しあとずさりした。嘘はついてない。だけれど・・
「・・・“我ら”ってどういうことですか?」
俺は疑問に感じたところをいった。マリアナは再びちょっとあとずさりした。マリアナは口を閉ざしてしまった。
俺はマリアナをみる。だけれど、彼女はーーーーーーーーーー・・・・・
「・・・・何も覚えていないんですよね」
マリアナは悲しい瞳をする。
「・・“我ら”とはこの街の代々から伝わる言葉。これはいわねば、この街の住民ではないのです」
マリアナのそばにいた、アイディがいう。彼女は記憶を覚えているから。
「へぇー、凄い街なんだな。夜☆街(ナイト・ヴィレッジ)は代々から伝わる言葉なんて無いからな」
夜☆街(ナイト・ヴィレッジ)は俺の生まれ、育ち、すんでいる故郷。
「リゼナさんは・・?」
その時、リゼナみたいな声が聞こえた。
「お兄ちゃん・・・っマリアナ!?」
リゼナ。いや、彼女が突然俺の目の前に現れた。そしていった。
「私、、きめたの・・っ私がくよくよしちゃ駄目だって今更気づいた。だって、お兄ちゃんが大好きだから。生きていたから、よころばなくちゃいけなかったのに」
ブワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
一瞬、目の前が真っ暗になった。そして、倒れたーーーーーーーーーーーーー・・・。
「しっかりして!お兄ちゃん・・・っ!」
「フェアリ!しっかりしなさい・・」
「・・・・・ここは・・?」
気づけば、自分の近くの森に戻っていた・・・。
一体、ここは・・どこなんだろう?目が覚めたとき、目の前にアイディがたっていた。
「リゼナは!?」
ドッゴーーーーーーーーーーーン
「フェアリ!これ、貴方のーーーーーー・・・」
自分の村から何か音が聞こえた。走った。なるべく早く・・・走らないと、何かを忘れてしまうーーーー・・・。
俺が目にしたのは崩れ落ちる木々。倒れる人々。倒れる家・・。
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
村は燃えてる。俺は呆然と立ちつくすだけ。俺は何もしてやれなかったんだ。
「助けて・・・・っ」
彼女の声を聞いているだけ。俺は何も出来なかった。目の前の状況を認められなかった。
「助けて・・」
彼女の声がとぎれていく・・。俺は何が起こっているのか判断できなかった。
何も出来ずに、みているだけ・・それは一体何になる?それは一体・・なんなんだ?
俺は、何も出来ないままで・・いいのだろうか・・・?
「・・・・フ・・・・ェ・・た・・む・・れを」
「・・・これを・・俺にくれるんですか・・?」
俺の涙は止まらない、悲しみは増え続けるばかり・・・あの日から、ずっと・・。
「・・・・・・・・・アイディ!リゼナ・・っ母さん!父さん・・村のみんな」
こんな悲しみ欲しくない。ずっと、一緒だった者達がいなくなるなんてーーーーーーーーー・・・・。
「せめて、アイディだけでも・・っ生きて欲しかったのに!!」
そう、願ってしまっては駄目なのだろうか?俺は泣いていた・・。何時間も
「・・・四天王、倒してやる・・・・っ!!」
こうして、フェアリの冒険は始まる。四天王を倒すことが出来るのだろうかーーーーーーー・・・・?
冒険☆思もいでー序章ーおわり。それでは、本編をご覧ください。
「ーーーーーーーーーーー・・・・夏?」
俺は、不思議な太陽の下にいた。昨日までが凍り付いた冬のようだったのに。俺には、景色がそうみえたのに・・・・・今は、心地が良さそうな、木々達が綺麗にたっていた。太陽の光は、まぶしくて、冬みたいにくもっていることはなかった久しぶりに『太陽』をみたようなきがした。俺は、大切な人を失って、凍り付いたように、あそこからはなれなかった。寂しさと悲しさと・・そればかりが、頭の中でぐるぐると。やっと、歩き出した俺は、四天王を倒すために、旅にでたんだ。
まぶしい光。俺は、てくてくと、何時間も歩き続けた。俺の近くにはアイディがいない。あの村と共に・・。俺は剣をもっている。村人にもらった剣。これがあるからーーーーー・・・・。
「ねえねえ、お兄さんは何してるの?」
俺は今、ガゼン村というところにきていた。子供達は俺を珍しそうに見る。俺は、子供達を無視して、歩く。
「お兄さん?旅の人?無料(ただ)の宿あるよ?」
「ーーーーーー・・・野宿で良い」
俺がそう答えると、子供は無理に俺を引っ張った。
「野宿なんかしなくても・・宿があるから来て!」
俺は、仕方なく、子供の後をついていった。子供は自分の店にはいると両親に
「お客さんだよ。旅人さん。無料だからって無理につれてきたのーーー!」
子供は、両親に怒られていた。それを、おれはじっとみていた。妹・リゼナと、そんなことはできない。もう二度と・・・俺は。さっさと、この村からでていった。居心地が悪かった。気持ちが悪かった。自分はもう出来ない場所。入り込めない場所。それを、見たくなかったんだ。俺は無意識のうちに走っていた。踏み込めない場所に、居たくなかっただけなのに
冒険☆(と)思いでー本編ー
〜倒したい相手。今は、こうして生きているから〜
「・・・・っはあ・・っはあ・・」
走ってきた道は長く。いつまでたっても、次の村か町へはたどりつかない。あと、二つ山を越えれば四天王達がすむところにいけるんだ!!。俺はそう、何度も頭に言い聞かせて(実際にそうなんだけれど)次の村か町にたどりつけるようにした。
途中の道で少女の泣きじゃくる声が聞こえた。俺は近くまでいってみた。
「うえ〜ん、ひっく・・ひっっひっく・・」
俺は少女に「どうした?」と聞いた。だけれど、少女は何も答えない。ただ、泣いているだけ。俺は「どこからきた?」と聞くと、俺が通ろうとしている山を指さした。
「あ、、あっちなの。でも、犬のサリマが先に走っていちゃったの。おいかけてたら、迷子になったの」
俺は、少女を抱いた。少女は泣くのをやめて、じっと、俺を見ていた。そして、三時間後・・・。
「ありがとーー旅のお兄ちゃん」
探している犬と、少女が住んでいた、家は見つかった。・・にしても、俺ってお人好し?・・いや、違うな。
まあ、いいか。俺は、四天王を見つけるんだから・・。にしても、あとひとつ、山を越えればいいんだよなーーーー・・
「ねえねえ、旅のお兄ちゃん、とまるとこないならとめてあげるよ?毬伽(まりか)が作るの。」
さっき、泣いていた少女・毬伽(まりか)は俺を引っ張った。そして「さっきのお礼だから」といった。
俺は、そのまま、こくんと頷いた。少女はぐいぐいとひぱっていった。俺はいすに座って待っているだけ。少女は得意げそうに料理を作っていた。年齢は7歳ぐらい。多分・・だけどな。待たされること一時間。
「旅のおにーちゃん名前は?あ、毬伽が作った夕飯出来たよ」
少女・毬伽は俺に夕飯を運んでくる。
「フェアリ。俺の名前は・・フェアリだ」
少女はにっこり笑った。
「初めまして、フェアリさん。毬伽ね、人をとめたのって初めてなんだ・・・・」
「毬伽。両親は?」
辺りを見回してもいないし。上の部屋はどう見てもこの家にはない。少女はまた、微笑んだ。そして・・
「しんじゃったよ。四天王に殺されちゃった。でもね、毬伽のためにしんじゃったんだよ。毬伽がいなかったら二人共生きてた。毬伽が・・四天王の森に入らなければ・・全部、毬伽が悪いんだ。えへへ・・」
そう、笑っている毬伽を見て俺は強いと思った。俺は、しばらく、凍り付いていたのに、毬伽はこらえながらも笑っている。
俺が、毬伽と同じ状況でも、絶対笑えない。絶対「自分のせいだ」って深く考え込んでないている・・。だから・・。
「ごめん、聞かせたくない事、聞いちゃった?」
僕がそういうと、毬伽はまた微笑んで
「ううん・・っところで、フェアリさんの家族は?」
「あはは、毬伽は強いね・・。僕の家族は、四天王に殺されたよ。だから、復讐しにいく。四天王を倒しに行くんだ。必ずこの手で」
そういうと、毬伽は俺の手を握った。そして、悲しい瞳で俺を見た。そしていった。
「駄目・・しんじゃうよ!お兄ちゃんが、しんじゃう!毬伽、知っている人がしんじゃうの嫌!」
毬伽は急に大声をだした。俺は毬伽の頭に手をポンッとのせた。
「きっと、もどってくるよ。約束するから泣かないで?そして、俺は四天王を倒したら、毬伽と一緒に住んでも良いかな?」
毬伽は小さいから。きっと、一人だと何か不便だろう。そう、思ってしまった。
「ーーーーーーーー・・・うん・・・っありがとう。フェアリさん・・・」
とても嬉しかった。フェアリさんはとても優しくて・・私の頭をまたぽんぽんと叩いた。
両親が、二人共いなくって・・フェアリさんも悲しんでいるのかな?自分の大切な人達がしんで・・。
だから、私と一緒に住んでくれようとしているの?でも、フェアリさんはそうきいてもこたえてはくれなかった。
そして、私は明日が来ないようにと祈ってしまった。いってしまったらかえってきてくれないきがしたから。
二度と、会えない気がしたから・・・。そんなの、嫌だよ・・・・・・っ
次の日、朝早く、フェアリさんはでていってしまったみたいで、部屋にはいなかった・・。
台所には一通の手紙が置いてあった。中身は何も書いていなかったけれど薔薇の花びらがこぼれ落ちた。
なんの意味かは解らないけれど、私はそれをお守りにしました・・・・・・・っ
「・・・真夏。熱い・・。嫌いだ、夏なんて」
かといって、凍えるような寂しさを思い出す冬も嫌いだ。秋が一番好きなのかも知れない。春はまだ、冬の感覚が残るから好きではない。だけれど、秋は、思い出させない。だから、好きだ。秋が一番・・大好きだ。9月から、11月までの。
「あ、水」
綺麗な川が流れていた。山からわきでた水だ。俺は、それを空き瓶に入れた。まあ、なんなんだけれど、空き瓶とは関係なく、川の水を飲む。小さく笑う、そして、凄くにっこりと微笑む少女。毬伽は手紙の薔薇の花でも大切にしてるだろうか・・?大体、薔薇はなんとなく、恥ずかしかったけれど・・でも、やっぱり・・いっか。
「何してんの?そこで」
後ろにいたのは、俺より年下の少年と俺より年上の少女だった。
「東!!駄目じゃない・・っ失礼でしょう!?」
少女は俺を見ると、ぺこりと頭を下げた。
「初めまして、私、漁義那(あさぎな)と申します。20歳です。こちらは弟の東(あずま)。すいませんでした。」
やっぱり年上だ。東は14〜16だな。どうみても・・・。
「・・・フェアリ。フェアリ=シアス=インディー。17」
俺がそう、答えると漁義那という少女は驚いたような表情で俺を見る。そして「くすっ」と笑った。何が可笑しいんだ・・?
「貴方が、勇者さん?四天王を倒しに向かっているの?」
俺はこくっとうなずいた。そうすると、また、漁義那という少女は驚く。
「変わっているわね。私は、四天王の城をここから毎日見ているの。見えるのよ?この山から、すぐだから。私と東は何も出来なかったわ。街人を助けることが出来なかったの・・」
「東。お前、強い?」
俺の言葉に東はじっと俺をにらみつけた。
「強いに決まってるだろ・・っ!!聖騎士団の、副団長にはなったんだ!!」
「じゃあ、俺が四天王倒すときのサポートしてよ」
東は「いいよ」そう、答えた。俺はその姉・漁義那に「じゃあ、弟借りていきます」と断って連れて行った。少女はクスッと笑って「いってらっしゃい。私は毎日ここで待っているわ」といった。そう、メンバーを無理矢理つれて、山を下りることにした。東は俺に「ひっぱるなよ!!」といった。俺はそれを笑いながら無視して、掴んでいた。逃げられたら困る。
「なあ、東。お前の王国の名前はなんだ?」
俺がそう聞くと、東は「どうして解った?」と答えた。漁義那は「街人」といったのだ。俺はまた「クスッ」と笑った。
そうすると東は「笑わないで答えろ!」と俺にいう。にしても、俺は東とあったことあったっけ?妙に、なれなれしいぞ。
「だって『聖騎士団』は、王国などでしか存在はしない。それが『街』や『村』であったら変だろう?」
俺はニコニコスマイルでいった。東は眼をぱちくりと開いて
「・・ティファニー。ティファニー王国」
そう、答えた・・。
「へー、結構強いんだね」
俺は、また、クスッと笑う。東は「何が可笑しいんだ?」といった表情ではあったが、ふいっと向こうをむいて歩き出した。
「・・・・・ああ。お前は?」
「俺は村だから。聖騎士団なんてないんだ。」
そういうと、東は『村』という言葉を珍しそうに聞く。まあ、王国にすんでいれば『村』はものすごく、ちっぽけだ。
まあ、そのことは東にはいっていないけれど、それぐらいは解るだろう。いくら、王国人でも。
「・・倒すんだろ?四天王。いるぜ、そこに」
俺は『ああ』と答えた。 ガサッ
「さすがはフェアリ=シアス=インディー!!だけれども、四天王の参・ヤズは負けない!」
俺は・・・俺は・・・っ!!!
「お前が弱いのはしっている!!」
ザ・・・・・・・・・ン
四天王の参番目・ヤズ=エンターテイメン=ハグロットはあっさりやられえうということを。それを大体は弐に助けられている。そのぐらいの情報しか知らないけれどな。東も知っているらしく、「へー」といったような顔だった。
「四天王nQ(スリー)はもちろん弱いが・・sのデュアンファーヴァ=テリトリーは負けない・・っ!!」
襲いかかろうとしたとき、東がそいつを剣で押した。そして俺にいった。
「お前は壱のファーエンテュ=デュルデュ=アインテッドを倒してくれ!!俺はこいつの相手をする!!」
俺に倒せるのか・・?
そういう、不安がいま、いっきに俺を押してきた。だけれども、東も戦っている。そして、毬伽も俺の帰りを待っている。
だから、俺は最上階へと走ることにした。走った・・。早く。素早く・・・。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
凄い音が俺達を襲った。耳に凄く響く音。最上階にはファーエンテュがいた・・。
ファーエンテュは空中に浮かんでいたらしく、ゆっくりと降りてきた。俺の前に・・・。
「初めまして、ファーエンテュ=シアス=インディー。四天王の壱番目。」
その時のファーエンテュの表情が凄く悲しい瞳をしていた。
ドゴオオオオオオオオオオ キーーーーーーーーーン
下での東は決着を追えたらしい。それをみた、ファーエンテュ。彼はじっと俺を見て攻撃はしない。
「どうした!?攻撃しろよ!!リゼナの分まで、倒してやる・・っ!!」
そうすると、ファーエンテュは突然いった。
「殺しても良いよ」
は・・・?
俺は、四天王がそんなこというのを初めて聞いた。
「・・・だって、ここから抜け出せないんだもの」
意味が分からない・・。
「攻撃しないの・・?」
俺はなぜだか動けなかった。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
再び、うるさい音が聞こえた。俺は耳をふさいだ。
ファーエンテュはその、爆発に、自ら飛び込もうとしていた。
「な・・・っ!?待て!ファーエンテュ!!何故、自らしのうとする!?」
「ーーー・・僕が望んで、四天王になったわけじゃない・・っなのに、勝手に・・もう見たくないから・・。人がしぬのなんて見たくないから・・」
俺は、ファーエンテュがうそを言っていないことが解った。嘘をつくとき、こんな瞳はしないから。
「俺だって目の前でしなれちゃ困るんだよ!」
「ーーーーーー・・・」
「四天王やめるって約束しろ。まだ、信用してないからな・・この城が壊れれば、お前だって自由だろう?」
「ーーーー・・だけれど、リゼナを殺したのは僕だ」
「・・・・・いいや、もう・・ほら・・・・っ」
俺はファーエンテュを無理に引っ張って下へと降りた。東は
「なんで四天王がいるんだよ・・っ!!」
だった。
そして、半月後。
「毬伽が今日、ご飯作ったんだよ!!フェアリ!ファーエンテュ!東!!」
そう、半月後。フェアリ、毬伽、漁義那、ファーエンテュ、東は一緒に暮らしていた。
「毬伽、今日はなに?」
「スパゲティー」
「うまい」
「そうでしょーー?」
「・・・」
楽しい日々は続きますか?
でも、いいか・・だって・・
今日も幸せに・・・これからも、幸せに・・ずっと・・ずっと・・
<FIN>
☆人物紹介☆
フェアリ=シアス=インディー:17歳。本編の主人公。記憶は戻らなかった。
ファーエンテュ=デュルデュ=アインテッド:?歳。年齢不明。悲しみを持つ、四天王壱番目。
東:15歳。フェアリと共に戦う。
漁義那:20歳。東の姉。
アイディ:少女のような妖精。フェアリに使えるもの。
マリアナ=ガンゼブルック=マイ:14歳。主人公と、昔遊んでいた少女。
リゼナ=シアス=インディー:15歳。フェアリの妹。自分のせいで兄が傷ついたと思っている。
デュアンファーヴァ=テリトリー:24歳。ファーエンテュの元親友。四天王弐番目。
ヤズ=エンターテイメン=ハングロッド:20歳。ファーエンテュの従姉妹にあたる。四天王参番目
ライゾフ=オンリドット:26歳。出番無しの四天王四番目。
あとがきです^^
初めまして(?)&こんにちわ・・っ!!
未月来 在です♪
長くかけた短編です〜。あう、、頭が痛い。。時間帯でいうと5,6時間がかかりましたね。。はう〜。
ファーエンテュはけっこうなお気に入りキャラだったのに(名前が)
四天王四のライゾフ=オンリドットはでてきません!(笑)
都合のためにでてこなかったです(涙)
このお話し、どうでしたか?まあ、謎な部分はまだるんですけれど・・。
ちなみに「魔王」はこの世界には初めからいませんので。。
なんで壱の「ファーエンテュ」がぬけられなかったか・・それは、またいつかお話しするきかいがあれば。
それでは、あとがき終わりです^^
なんでもよいので感想くださいね。
あとがき終わり
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