|
「兄上は…何処へ行かれたのですか?」 「貴方の姉君・水月様をお探しに行かれました」 「…………………そう、ですか」 兄とか姉とか国とかそういうのはどうでもいい それが国の”おきて”だと思っていた。 第11話 冷たさを通り過ぎるほどの残酷 「ねぇねぇ、秋く――――――んっ」 私、水月は今”国”を探しております。 その国は私が生まれたところらしいです。 そして、ホルン君や紅葉君がいる場所。 私は、もう一度ホルン君と。そして紅葉君と会うためにその国へ行きます。 「…早く早く、秋君〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」 秋君は少し苦笑すると、私をじっと見つめました。 「…水月」 「え?」 「水月は会わない方が良い。あいつらはただ、水月を覚醒させたいからあんなこと言ったんだ!」 ”水月は絶対覚醒しない” 今でもその水月の意思は変わらない。 けれど、秋君は言う。 ”絶対後で覚醒しようと考え始めるから”と。 でも、水月の考えは変わらない。 水月の考えは、絶対変わらないと頭の中で思っていた。 …だって、私の考えた気持ちなのだから。 コレで―――良いと思うでしょ? 「…大丈夫。会えばきっと……解る」 色々と起こった事は、きっと会えば解ると思うの。 私は紅葉君と会いたい。 弟というものがいなかった私は…とても会いたくてしょうがなかった。 もちろん、ホルン君も弟。 私の大切な…になった、んだよねぇ? 「…何をしてんだ?水月。置いてくぞ」 「待ってー!秋くーん!」 「母上、父上、今、帰りました」 「ホルン…水月はどう?水月は大丈夫?」 母親の声が広い屋敷の中に響き渡った。 ホルンは少しうつむいたが、顔を上にあげ、”母親”を見る。 「水月様には会えました。ですが、水月様は覚醒はなさらないとおっしゃっております」 「そう。水月は覚醒はしないの…」 母親は少しだけ切なそうな顔をした。 「ねぇ。水月に紅葉のこと伝えたの?」 「お伝えしましたが、”私のせいではない”、との事です」 「…そう。いけないわね。すっかり人間になっているわ」 クスッと笑う母親こと女王。 「……………父上の容態は如何ですか?」 「駄目。もう、死ぬかもね」 (どうして、こんなに冷たい言葉が言えるのだろう) ホルンの言葉の冷たさは所詮言葉。 だが、彼女の言葉は―――。 「ねぇ、貴方。…死ぬなら早くしんでもらわないと困るの」 冷たさを通り過ぎるほどの残酷な言葉だった。 ――――――――――― │ 後書き │ ――――――――――― 第11話を迎えました”蒼の章” 気付けばネタがないといっておりましたが、 何とか長続きしそうです(笑) 今もネタが少ないのですが、全26話を目指して頑張りたいです。 アニメのように”1クール””2クール”とかやりたいのですが、 何か13話は少ないし、26話は多すぎじゃない?(汗) ということで、まぁ、ぼちぼちやっていきたいと思います! 応援の方宜しくお願いします><(ヲイ) 水月・秋・ホルン・紅葉・そして父親&母親。 これはどのような物語になるんだろー。
|