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『水月はお父さんやお母さんみたいになりたいっ! 医療して 傷ついた人たちを 治してあげるのっ』 『水月なら出来るだろうな』 『ほんとうに?』 『ああ。水月なら出来るよ』 あの時交わした言葉の意味は これを表していたのかもしれない。 第9話 水月の力A 『じゃあ水月、人を治すよっ 傷ついた人たちを治すよっ』 ………私は……私のせいで………。 「……馬鹿…みたい………そんなのする権利…私にはない」 頭が真っ白であそこにいたくなくて逃げ出したくて 誰にも構ってもらいたくなくて 家に帰りたくなって 家に帰りたくなって… 私は駄目だよね…馬鹿だよね……。 「……水月……水月の力…人を治せません」 だって、その力で直すっていう事は―――。 「水月が人を傷つけたと…変わりないのだから…」 ”水月の仲間”なんでしょう?その人たち。 「……秋君…たくさん傷ついてるのに……ごめんなさい」 苦しくて苦しくて……。 「………水月……」 「…来ないで…水月の側に来ないで」 水月は解らない。 水月もう解らない。 「…水月……秋君…に…守ってもらってばっかりで…」 ―――本当は。 「何時も酷いこと言っても…お金で選んでも… 本当はお金受け取らないで…手伝ってくれて…側にいてくれる…んだよね。 水月…優しさに甘えてちゃ駄目だって解ってるの…でも…解ってないんだ。きっと」 水月の弱さは人の優しさ。 水月の強さは人の冷たさ。 きっと水月は…………甘えていたんだ。 「水月……覚醒しないと駄目?」 「…」 「…水月……覚醒しないと…駄目だよね?」 「水月はどうしたいんだ?」 「……覚醒したくないッ」 「じゃあ、そのままで良いじゃん。水月が選んだ意思だから」 ―――本当の 言葉 本当の優しさ 何時もかけてくれる 優しい人が側にいるから―――― だから 水月は何時も元気なんだ <続> |
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